ニュース

サントリー、シングルモルトウイスキー「白州12年」数量限定再発売

2021年3月30日 発売

サントリー、シングルモルトウイスキー「白州12年」

白州12年再発売

 サントリースピリッツは3月30日、シングルモルトウイスキー「白州12年」を数量限定で全国再発売する。容量は700mlで価格は8500円(税別)、アルコール度数は43%。

 サントリーは、山崎蒸溜所に次ぐウイスキー生産拠点として、南アルプス甲斐駒ヶ岳のふもとで1973年に白州蒸溜所を開設。“森の蒸溜所”とも呼ばれる白州蒸留所では、水や風土などの自然条件、発酵槽や蒸溜釜など設備の違いから、山崎蒸溜所とは個性の異なる原酒を生み出している。

 ウイスキーのビンテージ表記は、一般的に年数以上の原酒を使用していることを示しており、12年であれば12年以上の原酒をブレンドして造られている。また、シングルモルトウイスキーは一つの蒸留所の原酒から造られていることから、個性の際立つものとなっている。

 白州は、山崎と並ぶサントリーのシングルモルトウイスキーで、ノンビンテージの「白州」、12年もの以上の「白州12年」、18年もの以上の「白州18年」、25年もの以上の「白州25年」などがラインアップされていた。しかし、ジャパニーズウイスキーが世界的に評価され、世界的に人気を得たことによる原酒不足が発生。白州12年は2018年に休売となっていた。

 サントリーは今回の再発売の理由を、「『山崎』に次ぐ第2のシングルモルトウイスキーとして1994年に誕生した、同ブランドの原点である『白州12年』を数量限定で再発売することで、『白州』ブランドおよびサントリーウイスキーの品質価値訴求強化を図ります」と解説。

 サントリー自身のテイスティングによると白州12年は、「爽やかな新緑の香りと果実香に、甘く柔らかなスモーキー香が漂う、フルーティでコクがあるキレのよい後味が特長」としており、ラベルの英字をブランドカラーである緑に変更。森の爽やかさを表現しているという。

 家庭向けパッケージでは、「白州」の文字を大きく配した緑を基調にしたカートン付きで販売される。