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コカ・コーラ、5月31日から主力商品に100%リサイクルペットボトルを導入

ボトルの軽量化やオンライン販売のラベルレスボトル化も推進

2021年5月13日 発表

「コカ・コーラ」など主力商品に100%リサイクルペットボトルを導入

 日本コカ・コーラは、5月31日から「コカ・コーラ」「コカ・コーラ ゼロシュガー」「コカ・コーラ ゼロカフェイン」と「ジョージア ジャパン クラフトマン」に100%リサイクルペットボトルを導入すると発表した。

 5月13日に開催された発表会では、代表取締役社長のホルヘ・ガルドゥニョ氏が2030年までに全てのペットボトルに100%サステナブル素材を採用を目指すとする同社の計画を改めて説明。2020年時点で同社のボトルtoボトル・リサイクル率は28%となっているが、これに加えて容器そのものの軽量化やラベルレスボトルの採用により、この動きを加速させていくという。

日本コカ・コーラ 代表取締役社長のホルヘ・ガルドゥニョ氏

 ボトルtoボトルのリサイクルについては、2020年3月に「い・ろ・は・す天然水」に100%リサイクルペットボトルが採用されていたが、今回、主力商品のコカ・コーラなどにも導入される。

 容器の軽量化については、コカ・コーラの700mlボトルでは42gから27gに、ジョージア ジャパン クラフトマンの500mlでは19.5gから17gへと軽量化される。これにより、CO2の排出量は1本あたりで60%、全体で年間3万5000トン削減、石油由来原料から新たに作られるプラスチック量も3万トン削減できるという。

 ラベルレスボトルの商品についてもラインアップを拡大し、オンライン販売していく。5月31日からは容器の包装に使用されるプラスチックの削減を進めるために紙カートンを使用したテスト販売も開始する。

 ガルドゥニョ氏は、2022年にボトルtoボトルのリサイクルを50%の水準まで高め、2030年にはこれを90%とするとともに、残りの10%を植物由来とすることで、サステナブル素材100%を目指すとしている。

2030年に向けてのロードマップ
テスト販売されるラベルレスボトルの紙カートン
発表会には綾瀬はるかも登場