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コカ・コーラの新しいお酒「トポチコ ハードセルツァー」関西限定で9月20日発売
2021年9月7日 14:29
- 2021年9月20日 発売
コカ・コーラシステムは、アルコール入りスパークリングウォーター「トポチコ ハードセルツァー」を9月20日に関西エリア限定で発売する。
ハードセルツァーは、アルコールが入っていることを意味する「ハード」と、炭酸水を意味する「セルツァー」を組み合わせた言葉。2013年に米国で誕生したアルコール飲料の新しいカテゴリーで、米国を中心に若い世代に人気が高まっている。
フレーバーは「アサイーグレープ」「タンジーレモンライム」「パイナップルツイスト」の3種類をラインアップ。スリムな355ml缶での販売となり、いずれもアルコール度数は5%、カロリーは31kcal、脂質0g、炭水化物0.7gとなっている。価格は各150円(税別)。
日本コカ・コーラ マーケティング本部 アルコールカテゴリー シニアブランドマネジャーのパトリック・サブストローム氏によれば、ハードセルツァーはアルコール飲料市場の中で2019年には17%のシェアを獲得しており、2024年には44%にまで急速に拡大するとの予測もある。
Z世代の若者の間では、食事をしながら、テレビを見ながらといった従来のお酒の楽しみ方の枠からはみ出し、ゲームやSNSをしながらといった新しい楽しみ方が出てきており、こうした新しい価値観にフィットしたのがハードセルツァーだという。
トポチコ ハードセルツァーは、すでに世界20か国以上で販売されており、国内でも今年7月に一部地域のカフェやレストランなどで限定販売されていたが、9月20日から大阪府、京都府、兵庫県、奈良県の2府2県に限定し、コンビニエンスストアやスーパーマーケット、ドラッグストアなどで販売されることになった。
関西エリアでの限定販売とした背景について、サブストローム氏は、若者の構成比が全国平均に近かったためとしており、同地域での実績を評価した上で全国販売を判断したいとしている。
「檸檬堂」でアルコール飲料市場に参入した際を振り返り、「日本の消費者は味へのこだわりが強いと感じた」と語るサブストローム氏。海外ではさまざまなフレーバーで展開する同商品だが、「タンジーレモンライム」と「パイナップルツイスト」については海外で販売されているものを日本向けに味を調節しており、「アサイーグレープ」は日本だけのフレーバーとなっている。
同氏は、「これまでビールや缶チューハイが中心だった日本の市場で、既存の枠、価値観にとらわれない、すっきり飲みやすい炭酸水ベースの新しいお酒として、今を生きる若者に新たな価値提案をしていく」としている。