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NewDaysの「スゴおに」、女性向けにアレンジした新商品

2022年6月10日 発表

「スゴおに」シリーズの最新作

 JR東日本クロスステーション リテールカンパニーは、「スゴおに」シリーズの新作おにぎり8品を6月21日から順次販売する。首都圏・長野エリア・新潟駅のNewDaysおよびNewDays KIOSKで購入できる。

 スゴおには、ボリューム感や意外性のある具材との組み合わせをコンセプトに昨年6月に登場したおにぎりの新シリーズ。見た目のインパクトもあり、SNS上でも話題となり、発売から1年で28種類の商品が投入され、累計で約137万個を売り上げる人気シリーズとなっている。

発売から1年で28種類の商品が発売された

 今回発売される「至福のスゴおに」シリーズは、女性をターゲットに、コンパクトで、女性がプチ贅沢だと感じるような味わいを追求した商品となる。従来のスゴおには、ボリューム感もウリの1つになっていたが、今回はボリューム感を抑えるとともに価格も抑えることで、購買層の拡大を目指しているという。

 ラインアップは、「生ハム&チーズ」(240円)、「サバ明太」(240円)、「穴子わさび」(240円)、「明太海苔チーズマヨ」(240円)、「辛子明太子」(260円)、「濃厚ほたてバター醤油風味」(260円)の6種類。6月21日~7月18日には、1号商品でシリーズの中でも人気が高い「のり弁にぎりました」のタルタルソースを増量した「今だけタルタルソース増量!のり弁にぎりました」(315円)が首都圏・長野・東北(青森・秋田を除く)で販売されるほか、7月26日にはたこ焼きパーティーをイメージした「魅惑のタコパおにぎり」(240円)も登場する。

生ハム&チーズ
サバ明太
穴子わさび
明太海苔チーズマヨ
今だけタルタルソース増量!のり弁にぎりました
辛子明太子(開発中のパッケージ)
魅惑のタコパおにぎり

 6月10日に都内で開催された発表会において、商品戦略部 デイリー食品ユニット 副課長の増村卓氏は、スゴおにシリーズの発売当初を振り返り、「通常では考えられない異次元なボリューム感と異次元な見た目を追求した。発売の半年前に『ポーク玉子バーガーおにぎり』(350円)をテスト販売し、お客さまの評価が高かったので、最初から自信はあった。社内的にも結構ノリノリだった」と語った。

 増村氏は、同シリーズの特徴として、「コンビニ他社とは明らかに一線を画している取り組みで、一つ一つが異常な工程で作られている」と明かす。通常のおにぎり商品は機械の力を借りて製造されているが、同シリーズはご飯を炊くこと以外は人の手で作られており、同氏は「大手では実現できない取り組み」だと説明する。

具材は人の手によって盛り付けられる

 駅ナカコンビニのNewDaysだけに、たくさんの具が食べられる弁当の良さを立って食べられるおにぎりにアレンジすることで、立って食べるという食事シーンをサポートすることも狙いの一つだという。

 コロナ禍で外出自粛が続き、外食を控える人が多い中、消費者の関心がちょっとした贅沢に向かっていたことも追い風になった。

 同氏によれば、一番売れたのは「のり弁にぎりました」で、「お子様ランチにぎりました」も反響が大きかったという。一方、一番苦戦したのは恵方巻を意識して開発した「鬼に金棒カツ」で、「異様に長く、やっぱり食べづらく、肉が大きすぎた」と反省しながらも、「こういった季節ものは非常に楽しい。クリスマスなどの機会で出していきたい」とチャレンジを続ける意義を熱弁。今期も前期と同程度の商品を開発していくとしている。

JR東日本クロスステーション リテールカンパニー 商品戦略部 デイリー食品ユニット 副課長の増村卓氏