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丸亀製麺、秋限定商品「神戸牛 旨だしうどん」を発売
11月にはイベントも開催
2022年9月26日 11:00
- 2022年10月3日~24日 期間限定
丸亀製麺は10月3日より期間限定商品の「神戸牛 旨だしうどん」を発売する。並サイズのみの販売で価格は940円。販売期間は10月3日〜24日。路面店を中心とした一部店舗で販売される。
「神戸牛 旨だしうどん」は神戸牛を贅沢に使った肉うどん。丸亀製麺による「うどんで日本を元気にプロジェクト」の第5弾で、神戸牛生産者イチオシの食べ方である大阪発祥の料理「肉吸い」から着想を得た商品となっている。
薄めの特製だしに肉を入れて加熱し、神戸牛のほかにも黒こしょうと白ネギをのせて味を調えている。だしの味付けは薄めだが、だしには肉のうまみが溶け出していて、神戸牛自体の濃厚な味を楽しむことができる。
同様に神戸牛を使ったうどんとしては、昨年の夏に「神戸牛 旨辛つけうどん」が販売されたが、そのときと比べて今回は肉の量が約1.2倍になっているという。脂身もほどよく含まれていて、だしを飲むことでも肉の脂もしっかり味わえる。
全体的に薄味なので、トッピング天ぷらは半熟卵などとの相性がよさそうだ。薬味としてはネギ、おろししょうが、七味、わさびなどがオススメだというが、肉のうまみと脂が溶け込んだスープが特徴の商品なので、しょうがやわさびといった全体の味が変わる薬味は、最後の方に投入すると良いかも知れない。
なお、丸亀製麺にはレギュラー商品として肉うどんがあるが、そちらはフライパンで肉を焼いてうどんにのせる仕様で、味付けも濃いめの甘辛タレで焼肉にも近く、「神戸牛 旨だしうどん」はかなり方向性が異なった商品となっている。
このほか、丸亀製麺では2022年11月に創業22周年を記念するイベントを開催する。
こちらのイベントは一部の店舗限定で開催されるもので、どこで開催するかについては、Twitter上での応募によって決定する。応募方法は9月22日〜10月2日の期間中に、「#麺匠さんのうどんが食べたい」というハッシュタグを付け、麺匠に来て欲しい都道府県をTwitterでツイートすることだけ。応募の多い地域の店舗から開催店舗が選ばれ、開催店舗と日付は10月下旬に発表される。
イベントでは、丸亀製麺の「麺匠」である藤本智美氏と各地の「麺職人」が打ったうどんを使った商品が販売される。販売価格は通常時と同じ。開催店舗は全国で最大10か所を予定している。
同様の麺匠イベントは、コロナ禍以前には創業月に開催されていて、2019年11月には「夜なきうどんの日」として、東京、千歳、仙台、大阪、名古屋、博多で6店舗でそれぞれ2日ずつ開催された。
「麺匠」は丸亀製麺全体でも藤本氏だけに与えられている称号だ。麺匠は特定の店舗には所属していないが、日々、全国の店舗を巡り、各地の麺職人やスタッフを指導してその技量を維持・向上につとめている。
麺匠以外にも、丸亀製麺には一定の訓練や試験を必要とする「麺職人」という制度がある。麺職人は格付けもされていて、一つ星は800人程度いるが、二つ星は数名しかおらず、三つ星以上は不在となっているなど、技量が厳しく管理されている。丸亀製麺は各店舗で粉から製麺しているので、各店舗の技量は重要なポイントだ。現状、麺職人は全店舗に在籍しているわけではないが、全店舗を目指して技術力の底上げをしているという。
今回のイベントでは、「麺匠」と「麺職人」が製麺をした「釜揚げうどん」を食べることができる。近隣に麺職人が在籍する丸亀製麺がない人には注目するべきイベントだ。また、レシピが通常と少しだけ異なる麺匠オリジナルの麺も使われるという。
イベント開催店舗も通常と同じラインナップの商品が提供されるが、丸亀製麺の麺匠と麺職人がおすすめするのは、麺自体を味わいやすい看板商品の「釜揚げうどん」だ。プレス向け説明会では麺匠による「釜揚げうどん」を試食できたほか、丸亀製麺のこだわりや麺匠おすすめの「釜揚げうどん」の食べ方の解説もあった。
まず食べ方としては、最初の一口はつけだしにつけず、そのまま食べて、麺本来の味わいを楽しむ。この初っぱなの部分もっとも高度なうどんの楽しみ方でもある。
次に普通につけだしにつけて食べる。このとき、あえて桶のフチに沿わせるように麺を取り出すことで、麺表面の余分なお湯を落とし、つけだしが薄まっていくのを防ぐ。桶とつけだし容器を並べておくとやりやすい。
途中でお好みで無料トッピングをつけだしに追加し、味の変化を楽しむ。麺匠のイチオシは青ネギとおろししょうが、すりごまで、とくにすりごまは多めに使うのがイチオシだという。
最後に麺を食べ終わったら、つけだしに桶の中の釜湯を入れ、そば湯のように飲む。これにより、釜湯に溶け出した小麦の甘みを堪能できる。
讃岐うどんは地元香川周辺では多数の名店があり、そこで出される讃岐うどんは店ごとにさまざまな個性がある。そのなかでも丸亀製麺は「もちもち」とした麺のコシを重視し、製麺からこだわって提供しているという。