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日清「出前一丁」55周年記念、横浜中華街「招福門」に初のポップアップストアをオープン

2023年1月21日~4月2日 営業

土日祝には出前坊やも登場する

 日清食品は、「出前一丁」のオリジナルメニューが食べられるポップアップストア「出前坊やの香港屋台」を、横浜中華街の香港飲茶人気店「招福門(しょうふくもん)」横浜本店の1階に1月21日~4月2日の期間限定でオープンする。

 本稿では1月19日に開かれた先行内覧会・試食会をレポートする。

出前一丁のポップアップストア「出前坊やの香港屋台」

日清×招福門「出前坊やの香港屋台」

営業期間: 2023年1月21日~4月2日
休業日: [1月]毎週月曜、[2月]毎週火曜、[3月]7日・14日、[4月]なし
営業時間: 11時30分~17時(土日祝は11時オープン)
所在地: 神奈川県横浜市中区山下町81-3 招福門 横浜本店 1階

「プレス先行内覧会・試食会」に登壇したマーケティング部 第3グループのブランドマネージャー 上原秀介氏(左)と飯田咲希氏(右)。

 日清「出前一丁」は日本でお馴染みのロングセラーブランド。日本の定番はゴマラー油で仕上げたしょうゆ味のみだが、55周年を迎える現在では、世界40の国と地域で140種類以上の商品が展開されている。「弊社でいうと、カップヌードルに次ぐグローバルブランドです」と上原氏。

 なかでも香港では国民食といえるほどの人気で、袋麺とカップ麺を合わせて40種類以上を発売。現地には出前一丁のラーメンを提供する屋台も多いという。出前一丁のキャラクターである出前坊やも「チャイチャイ君(清仔)」と呼ばれて親しまれているそう。

 そんなグローバルブランドとしての魅力を伝えたいと、出前一丁としては初のポップアップストアを、若年層が多く来客する横浜中華街に期間限定オープン。ブランド認知の拡大と新規ユーザーの獲得を目指す。

全11種類のオリジナルメニューが登場

・出前一丁 海老ワンタン麺 550円
・出前一丁 角煮麺550円
・出前一丁 鶏そば 550円
・出前一丁まん550円
・黒ゴマあんまん550円
・角煮一丁ドッグ550円
・パリパリ特大からあげ550円
・出前坊やの4色団子550円
・黒ゴマシェイク550円
・出前坊やのラムネソーダ550円
・出前坊やのミックスソフト550円

 メニューは「招福門」と日清食品が共同開発した11種類。出前一丁のオリジナルラーメンのほか、出前一丁の麺をあしらったメニューや、出前坊やのキャラクターをイメージしたメニューを用意する。価格はいずれも550円。

出前一丁のオリジナルメニュー9品

 一部メニューを試食したので、その感想をお伝えしよう。まずラーメンは、「出前一丁 海老ワンタン麺」を試食。プリプリの海老ワンタンが魅力で、馴染みのある出前一丁が一段と美味しく感じられた。油菜心(ゆさいしん)という野菜も入り、満足感のあるラーメンに仕上がっていた。

「出前一丁 海老ワンタン麺」(中央)、「出前一丁 角煮麺」(右奥)、「出前一丁 鶏そば」(左奥)

「出前一丁まん」は中にチャーシュー、メンマ、煮卵、出前一丁のスープで煮込んだ麺を入れ、ゴマラー油の香りを付けた中華まん。中華まんの皮がふわふわで、ラーメンの具材がすべて入っているのが面白い。食べやすい優しい味わいだった。一方、「黒ゴマあんまん」は黒ゴマ餡にゴマラー油の香りをきかせた中華まん。黒ゴマ餡が濃厚で味わい深く、食べ応えがあった。

「出前一丁まん」(左)と「黒ゴマあんまん」(右)

 見た目に迫力のある「パリパリ特大からあげ」は、鶏肉を出前一丁の麺を衣にして揚げた唐揚げ。衣に麺が入っていることで、サクサク、パリパリの食感が楽しめた。

「パリパリ特大からあげ」

「出前坊やの4色団子」は、上から出前一丁の麺が入った団子、赤色のはいちご餡、青色が白餡、最後がコーンポタージュという変わり種。試食では出前一丁の団子のみを試したのだが、団子がもちもち、その中にパリパリの麺が入っていて、新鮮な食感だった。

「出前坊やの4色団子」

 スイーツからは、出前坊やの焼き印を付けたジンジャークッキーが添えられた「黒ゴマシェイク」を味わった。黒ゴマの香りをきかせたシェイクの中には、杏仁豆腐が入っている。上のクリームにかかった黒蜜のソースに、ゴマラー油の香りがほんのり。太いストローで飲むと、黒ごまの濃厚さと、杏仁豆腐が絶妙なバランス。杏仁豆腐がジュレのように口の中に広がって、楽しく味わえた。

「黒ゴマシェイク」

 そのほか、「角煮一丁ドッグ」は出前一丁のスープで煮込んだ麺とチャーシュー、煮卵をトッピングしたホットドッグ。「出前坊やのラムネソーダ」は出前坊やのカラーをイメージしたラムネソーダで、上にマンゴークリーム、下にイチゴゼリーと杏仁豆腐を加えた。「出前坊やのミックスソフト」はラムネソーダとマンゴ味のソフトに、甘く煮詰めてパリパリ食感にした麺を絡めて味わうのだそうだ。

「角煮一丁ドッグ」

 オリジナルメニューはいずれもトレイにのせて提供され、トレイの上には「出前坊やを探せ!!」と書かれたシートが敷かれている。約250人の出前坊やの絵の中から、ホンモノを見つけられるか、ぜひチャレンジしてみてほしい。この「出前坊やを探せ!!」のシートは同じ絵が外観にも展示されている。

トレイのシートデザインにもなっている「出前坊やを探せ!!」は外観でも見られる

出前一丁一色の外観や店内が楽しい

 食事は香港屋台をイメージした店内でいただく。店内には出前一丁歴史年表や日本では手に入らない香港の出前一丁の展示、香港の出前一丁のオリジナルグッズの販売など、楽しいコンテンツを用意。

55年間の出来事が書かれた出前一丁歴史年表
香港で発売されている出前一丁。香辣麻油味(シャンラーマーヨウ)や海鮮味など、40種類以上のバリエーションがある
店内では出前一丁を販売。1食132円、5食パック664円
出前坊やグッズ。メモ帳300円、ペン300円、ぬいぐるみ550円、フタ止めフィギア550円、ぬいぐるみ550円、ミラー550円

外観の全長10mの大看板や、店内のネオン菅フォトスポットは、SNS映えするフォトスポット。スタッフも出前坊やをイメージした衣装だったりとぬかりがない。土日祝には出前坊やの着ぐるみが登場するほか、出前坊やのInstagramのARフィルターの画面を見せると、土日祝のみ出前一丁のプレゼントも。

全長10mの大看板
入口で出前坊やが出迎えてくれる
ネオン菅フォトスポット。スタッフも出前坊やの衣装

 2023年2月に発売55周年を迎える出前一丁。これを記念した4月2日までの期間限定イベントなので、横浜中華街に行く時にはぜひ「出前坊やの香港屋台」にも立ち寄ろう。