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セブン-イレブン×イトーヨーカドー「中華フェア」、両社の強みを生かして競争力を強化
合同フェア第3弾は「赤坂四川飯店」監修商品販売
2023年2月9日 11:15
- 2023年2月15日~27日 セブン-イレブンで実施
- 2023年2月15日~21日 イトーヨーカドーで実施
セブン-イレブン・ジャパンとイトーヨーカ堂は、グループ内のシナジー効果を高めることを目指したパートナーシップ「SIP」の合同フェア第3弾として、「中華フェア」を行なう。
今回は老舗中国料理店「赤坂四川飯店」監修商品を、セブン-イレブンで4品、イトーヨーカドーでは11品の計15品を展開する。四川料理の名店「赤坂四川飯店」は1958年に創業。創業者であり初代の陳建民(チンケンミン)氏は「日本における四川料理の父」とも呼ばれる。2代目はバラエティ番組「料理の鉄人」で知られる「中華の鉄人」陳建一(チンケンイチ)氏、本監修は3代目の陳建太郎(チンケンタロウ)氏が行なった。
このほか、セブン-イレブンの「中華フェア」では南国酒家監修商品3品、赤坂離宮監修商品1品を用意する。
8日、都内で開催された発表会でイトーヨーカ堂 取締役 執行役員 食品事業部長の荒谷一徳氏は「今、中華ブームが来ていてイトーヨーカドーでは『中華フェア』を2022年1月~12月で計4回実施した(3か月に1度実施)」という。
また「町中華」と「ガチ中華」の2つのブームの中、「ガチ中華」は2022年新語・流行語大賞にノミネートされるなど、テレビや雑誌でも特集を組まれている。
「中華フェア」では、アプリや店頭ポスターなど販促分野での連携に加えて、新たに商品分野で「監修先の共通化」「レシピの一部共通化」の連携を開始した。
セブン-イレブン・ジャパン 執行役員 商品本部長 兼 物流管理本部長 兼 QC室管掌の青山誠一氏によると「イトーヨーカドーからセブン-イレブンに監修先を紹介してもらい、約3か月かけて共同開発。本格的な味の再現のため、独自の調味料や配合を追求したという。さらに大量生産型で中華料理に最適な設備を活用した」という。
セブン-イレブン×イトーヨーカドー「中華フェア」
セブン-イレブン: 2月15日~27日
イトーヨーカドー: 2月15日~21日
販促の取り組み:
・両社の公式TwitterアカウントでSNSキャンペーン(2月21日まで)
・両社共通アプリ会員に購買条件付きでクーポン配布(2月27日まで)
商品ラインアップ
セブン-イレブン
・「南国酒家監修 海老と野菜の酸辣湯麵」(648円)
・「南国酒家監修 海鮮塩あんかけやきそば」(648円)
・「南国酒家監修 フカヒレあんかけ丼」(864円)
・「赤坂離宮監修 五目春巻(1本)」(120.96円)
・「赤坂四川飯店監修 ホイコーロー」(486円)
・「赤坂四川飯店監修 麻婆チャーハン」(648円)
・「赤坂四川飯店監修 麻婆麺」(648円)
・「赤坂四川飯店監修 担々麺」(648円)
グループ内のシナジーを高める「SIP」
コロナ禍を経て、家の近くでなるべく1か所の店で多くの物をそろえたいとのニーズが高まったことに加えて、レストランレベルの味や品質を求める人が増えたという。
その背景では原材料、エネルギー価格、物価の高騰から値上げされ、消費者の節約意識は加速。さまざまな消費スタイルの変化に合わせた対応が急務とのこと。
「SIP」ではセブン-イレブンの強みである「店舗数」「商品開発力」「セブン-イレブンアプリ(デジタル)」と、イトーヨーカドーの強みである「質の高い生鮮」「グロサリーの品揃え」「PBブランド『セブン・ザ・プライス』」を活かして連携している。
これまでに合同フェア第1弾「#めちゃハピハロウィンスイーツ」、第2弾「#めちゃハピいちごフェア」を実施。アプリを活用した相互送客キャンペーンにより、フォロワーが大幅に増えたとのこと。双方のアプリのダウンロード数も増え、好調という。
今後も両社の強みを活かし、競争力強化につなげると展望を示した。