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ロイヤルホスト、メロン半分を使った贅沢デザートなど「Fresh Melon Dessert」フェア

2025年5月14日 開始
ロイヤルホスト「Fresh Melon Dessert」

 ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」は、これからの季節に旬を迎えるメロンが主役のフェア「Fresh Melon Dessert」を5月14日から実施する。ここではフェアに先駆けて開かれた試食会をレポートする。

旬のメロンをたっぷり使ったデザートメニュー

 ロイヤルホストでは2014年から季節デザートをシリーズ化しており、たとえば2014年11月に提供を開始した「ラ・フランスのパフェ」を皮切りに、2015年4月に「デリッツァ・アランチャ“清見”」、2016年9月に「いちじくのパフェ」、2018年5月には「さくらんぼとベリーのパフェ」といったように、旬のフルーツを使ったさまざまなメニューを提供してきた。

 今回のフェアでは春から初夏にかけて旬を迎えるメロンをピックアップ。デザートフェアの定番となった「ブリュレパフェ」をアレンジしたメニューとともに、過去に好評を博したメニューをブラッシュアップするなど、充実した内容になっている。

ロイヤルホスト「メロンデザート Fresh Melon Dessert」

販売期間: 2025年5月14日~7月中旬予定
販売時間: 各日10時30分から
対象店舗: ロイヤルホスト214店舗(空港や施設内など一部店舗を除く)
価格:
・「メロン&ココナッツのブリュレパフェ」(1408円)
・「メロンのヨーグルトジャーマニー ~ジンジャーシロップ添え~」(1408円)
・「メロンのプリンア・ラ・モードパフェ」(1738円)
・「メロンジュレクリームソーダ」(1078円)
・「フレッシュメロンボウル ~ジンジャーシロップ添え~」(2398円)
・「[季節のプチデザートセット]プチメロンパフェ」(+550円 ※単品385円以上の注文が対象)
※スペシャルセット、スペシャルランチなどセットデザートは+352円でプチメロンパフェに変更可能
※TEARTH(ドリンクバー)単品 682円、ドリンクセット +462円、平日ランチタイム +330円
※価格・販売期間・販売時間が異なる店舗あり
※名古屋星ヶ丘店、Royal Host centrair gourmet kitchenは一部メニューのみ提供

「Fresh Melon Dessert」メニュー

 試食会ではフレッシュメロンボウル ~ジンジャーシロップ添え~、メロン&ココナッツのブリュレパフェ、メロンジュレクリームソーダの3品が用意された。

 最初に登場したのはメロン半玉を贅沢に使ったフレッシュメロンボウルで、これまでに行なわれたメロンフェアでも好評だったという。使われているメロンは「その土地、その時期にあった美味しいメロンをお召し上がりいただきたい」ことから産地や品種の指定はしていないが、最初の1~2週間は熊本県産のアンデスメロンを、その後は茨城産を中心に、終盤は山形県産も使用する予定だという。

 食べ方のオススメは最初はジンジャーシロップをかけずに味わい、途中から味変にピリッと辛いジンジャーを加えて楽しむ。果汁がたくさん入っているのでドリンクバーにある炭酸水を注いでメロンソーダとしても楽しめるとか。また、同店のドリンクバーに用意されている「TEARTH」の紅茶とのペアリングとしてジンジャーシロップをかける前は「ジャスミン」、かけたあとは「カモミール」と、それぞれに異なる味わいを楽しんでほしいそうだ。

 メロンボウルを前にして驚くのはそのボリューム感。半玉の存在感はやはりハンパない。オススメどおり最初はジンジャーシロップをかけずにいただく。上部を覆っているジュレは果肉とは違うフルフルとした食感ながらメロン感たっぷり。少し溶けたメロンアイス&カシスアイスと一緒に口に運ぶと、濃厚な味わいで贅沢なデザートを食べたという満足感満点だ。

 そこで、登場するのがジンジャーシロップ。そのまま少し舐めてみるときりっとした辛味が感じられジンジャエールの原液のような印象。これをメロンボウルにかけると味わいが一変し、ちょっと重くなっていた口の中がすっきり。さらに、美味しくいただけた。そして一番下にはメロンの果肉がゴロゴロ。ジンジャーシロップの効果なのかアイスを食べたあとでもしっかりとした果物の甘さとさわやかさが感じられ、口の中はすっきり。最後までとても美味しくいただくことができた。デザートとしてはやや高めの価格ながら、人気が高いことが納得の一品だ。

「フレッシュメロンボウル ~ジンジャーシロップ添え~」(2398円)
メロンの中にはメロンジュレや果肉がギッシリ

 続いてのメロン&ココナッツのブリュレパフェは、パフェグラスから覗く断面がなんとも美しい。皮付きメロンとスライスアーモンドの下に焦げ目が美しいパリッとしたクリームブリュレ、メロン果肉とスライスアーモンドを挟んでバニラアイス、ホイップクリーム、メロンアイス、ココナッツアイスときて最下段にはメロンの果肉とジュレと幾層にも織りなすコントラストは、見栄えもよい。

 キャラメリゼされたクリームブリュレを割って、メロン果肉を食べるとまさに絶品。濃厚なクリームとさわやかなメロンの組み合わせは食感の違いも相まってひと口目から破壊力が高い。これだけのボリュームがあると、途中で口飽きしてしまいそうだが、味わいの違う3種類のアイスによって常に新鮮な驚きが楽しめる。最後のメロンの果肉とジュレは優しい甘さで食後感はさわやかだ。

 そして最後はメロンジュレクリームソーダ。クリームソーダといえば昭和の時代から続く洋食に合わせる飲み物の代表格ながら、ソーダの中にはメロンジュレと少し細かく刻んだスペアミントが加わり、モヒートのようなカクテルな雰囲気も感じされるおしゃれなルックスだ。ひと口飲んでみると炭酸の刺激とジュレののど越しの違いが楽しく、濃厚なバニラアイスとメロンのさわやかさの二重奏のハーモニーが美味しさを倍増させてくれる。デザートを飲んだという印象だ。

「メロン&ココナッツのブリュレパフェ」(1408円)
「カリッとキャラメリゼされたクリームブリュレが美しい
「メロンジュレクリームソーダ」(1078円)
「メロンのプリンア・ラ・モードパフェ」(1738円)
「メロンのヨーグルトジャーマニー ~ジンジャーシロップ添え~」(1408円)
ドリンクバーに用意されたTEARTHの茶葉

定番レシピを最適化とともにブラッシュアップ

 開発を担当したロイヤル 商品本部 開発部 宇戸平智子氏は、ロイヤルホストでは2014年から定番のデザートメニューに加え季節デザートの提供を開始しており、パンケーキやシフォンケーキ、メロンを半玉使用した「贅沢でご褒美のようなデザート」を提案し提供してきたと説明。

 また、2012年に販売を開始し定番デザートの座を獲得した「苺のブリュレパフェ」を紹介。こちらは幾度ものレシピの試作はもちろん、バーナーによる焼き上げが必要となることから、スタッフのトレーニングやパフェグラスを耐熱ガラスに変更するなど、一つ一つ課題をクリアすることで実現したと裏話を披露。その後は季節のブリュレパフェとして、アイスやフルーツなど構成を変えながら1年を通じて提供しているという。

 そして今回のフェアでは、この定番のメロンのブリュレパフェのほか、メロンのヨーグルトジャーマニー、ジュレと一緒に楽しめるメロンソーダ、メロンを贅沢に使ったメロンのプリンアラモード、ご褒美のようなメロンを半分使ったフレッシュメロンボウルを提供することを紹介。メロンゼリーによる「ジューシー感」をはじめ、ジンジャーやココナッツと組み合わせて楽しむのがオススメとコメント。

 また、同店のドリンクバーに用意されている紅茶「TEARTH」とのペアリングでは、「デザートをより美味しく、楽しく、優雅なひと時を」をテーマに、「ジャスミン」「イングリッシュブレックファースト」の2つの茶葉をピックアップ。メロンの甘さ、芳醇な香りとのハーモニーを楽しんでほしいと結んだ。

ロイヤル株式会社 商品本部 開発部 宇戸平智子氏

 季節デザートを充実させる背景についてロイヤルフードサービス 代表取締役社長 川勝邦弘氏は、同店の顧客層は40代から50代がウェイト占めており、若年層に食べてもらえるような商品が少なく苦手意識があったと分析。その一方で季節メニューの喫茶商品については「非常にその世代の皆さまに楽しんでいただいている実感があって、唯一の武器になっている」と捉えており、毎年少しずつ企画力を上げながら続けていっていると述べた。

 また、フェアの目玉メニューとなっているメロンボウルは、2021年のメニュー会議で初めて提案された際、「メロン半玉なんて本当に売れるのかな」と疑問を抱いたという。だが、思い切って提供を開始したところ数は少ないながらも、「召し上がっていただいたお客さまに大絶賛」され、「毎年恒例でやっていくうちに頼むお客さまが増えていった」とエピソードを紹介した。

ロイヤルフードサービス株式会社 代表取締役社長 川勝邦弘氏