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六本木ヒルズに13社24種のクラフトビールが集結、6月2日~4日開催

「HELLO CRAFT BEER WORLD」に出展されるクラフトビール

 キリンビールは、6月2日~4日にかけて、東京・六本木ヒルズ ヒルズアリーナにおいて、さまざまなクラフトビールが楽しめるイベント「HELLO CRAFT BEER WORLD」を開催する(※天候により中止の可能性あり)。

 同イベントには、国内のブルワリー13社が参加し、24種のクラフトビールが提供される。参加費は1回2000円で、飲み比べができるテイスティングセット「ビアフライト体験」が用意され、テーマごとに3種のビールとそれに合わせたおつまみが提供される。

テイスティングセット

参加ブルワリーと出展クラフトビール

・いわて蔵ビール(世嬉の一酒造)「みちのくレッドエール」
・常陸野ネストビール(木内酒造1823)「常陸野ネストホワイトエール」
・TOKYO BLUES(石川酒造)「TOKYO BLUES セッションエール」
・ヤッホーブルーイング「よなよなエール」「インドの青鬼」「水曜日のネコ」「銀河高原ビール 小麦のビール」
・DHCビール(ディーエイチシー)「DHC プレミアムリッチエール」
・Far Yeast(Far Yeast Brewing)「東京ホワイト」「東京 IPA」
・金しゃちビール(盛田金しゃちビール)「金しゃち名古屋赤味噌ラガー」
・伊勢角屋麦酒(二軒茶屋餅角屋本店)「ペールエール」「ヒメホワイト」
・KONISHIビール(小西酒造)「スノーブロンシュ・ジャパンホワイトエール」
・山口地ビール「瀬戸内ヴァイツェン」
・九州クラフト(宮崎ひでじビール)「九州クラフト日向夏」
・ブルックリン・ブルワリー「ブルックリンラガー」「ブルックリンソラチエース」
「ブルックリンディフェンダーIPA」
・スプリングバレー(キリンビール)「スプリングバレー 豊潤<496>」「スプリングバレー シルクエール<白>」「スプリンバレー サマークラフトエール<香>」「スプリングバレー Afterdark」「スプリングバレー JAZZBERRY」

 開催を前に1日、キリンビール 代表取締役社長の堀口英樹氏が今回のイベントの狙いを説明した。

キリンビール 代表取締役社長の堀口英樹氏(白いTシャツ)

 同氏は、日本のクラフトビール市場は、1994年の酒税法改正により全国で“地ビール”がブームとなり、一気にブルワリーの数が増えたが、品質が安定しない、おいしくない、個性が強すぎるといった声が多く、一過性のブームに終わり、文化として定着しなかったと振り返る。

 その後、2010年から再びブームになり、2022年末には国内に約700か所のクラフトブルワリーが存在するに至っている。同社でも、2021年に「スプリングバレー 豊潤<496>」を発売し、シリーズ化を図っている。

 こうして定着しはじめた日本のクラフトビールは、世界のコンペティションでも賞を受賞するなど、高い評価を得ているものもあるが、同氏はビール類の市場におけるクラフトビールの構成比は2021年時点で1.5%に過ぎず、まだまだポテンシャルがあると指摘。

 クラフトビールの存在は知っているが、まだ体験したことが無いという消費者に対し、その魅力を伝えていく必要があるとして、今回のイベントを開催することにしたと述べた。