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夏限定の「SPRING VALLEY サマークラフトエール<香>」6月13日登場

2023年6月13日 発売

「SPRING VALLEY サマークラフトエール<香>」(中央)

 キリンビールは、6月13日に夏限定のクラフトビール「SPRING VALLEY サマークラフトエール<香>」を発売する。

 同社では、クラフトビールのブランドとして立ち上げたSPRING VALLEY(スプリングバレー)から2021年3月に「SPRING VALLEY豊潤<496>」を発売。2022年9月には飲みやすさを追求した「SPRING VALLEYシルクエール<白>」を発売し、ラインアップを拡充してきた。

 今回発売される「SPRING VALLEY サマークラフトエール<香>」は、夏に楽しむことをコンセプトの中心に据えた夏限定の商品となる。

 キリンビール 事業創造部 スプリングバレーブランド担当の岡本理沙氏は、「ジョッキでキンキンに冷やして飲んだり、風呂上がりに喉を潤すという今までの夏のビールの楽しみ方も素晴らしいが、それだけでなく、爽やかなトロピカルな香りも楽しむとか、ジョッキに注ぐだけでなく、背の高い冷えたグラスに注いで楽しむとか、食事と一緒にゆったり楽しむとか、新しい夏の楽しみ方を提案したい」と語る。

 開発にあたっては、東京・代官山で展開している醸造所「スプリングバレーブルワリー東京」で好評だった“セッションエール”をビアスタイルとして採用。オーストラリア産の稀少ホップ“ギャラクシーホップ”を使用した。岡本氏はその味わいについて「トロピカルなパッションフルーツのようなフルーティーな香りが特徴」と説明する。

キリンビール 事業創造部 スプリングバレーブランド担当の岡本理沙氏

 同氏は、「世界にはビアスタイルが150種類以上あるが、日本ではピルスナータイプしか飲まれていない。豊潤<496>の発売などにより、国内のビール類市場におけるクラフトビールの構成比は1.5%まで高まった。クラフトビールへの興味は経年的に上昇しているが、興味はあるがまだ購入していないという消費者が現ユーザーの2倍存在する」と指摘した上で、今回の商品ではシルクエール<白>以上に飲みやすさを追求したとしている。アルコール度数についても、豊潤<496>が6%、シルクエール<白>が5.5%なのに対し、サマークラフトエール<香>は4.5%と低めに設定されている。

 発売にあわせ、6月13日~7月31日にはスプリングバレーブルワリー東京において、SPRING VALLEY サマークラフトエール<香>や同商品にあうペアリングメニューが楽しめるイベント「サマークラフトガーデン」が開催される。

サマークラフトガーデンで提供される4メニュー「幸海老フリット 柚子胡椒ディップ添え」「生ハムとパクチーのタルトフランベ」「オリエンタルスパイスのラムグリル ライムチリソース&ディルグリーン」「ココナッツブランマンジェ マンゴーピューレと季節フルーツ」を1皿にのせたもの

 12日に開催された内覧会では、ペアリングメニューを開発したスプリングバレーブルワリー ブランドアンバサダーの中水和弘氏が、SPRING VALLEY サマークラフトエール<香>のオススメの楽しみ方を解説した。

 中水氏によれば、同商品はよく冷やしたシャンパングラスのような背の高いグラスにビール:泡=8:2になるように注ぐのがオススメとのこと。テーブルに置いたグラスの上からビールと泡が半々になるようにグラスの中ほどまで注ぎ、泡が安定するまで少し待ち、グラスを傾けて静かに継ぎ足して完成させることで、爽やかな味わいの中にほのかな苦味を残せ、最もおいしく味わえるのだとか。

オススメの注ぎ方をレクチャーするスプリングバレーブルワリー ブランドアンバサダーの中水和弘氏

 料理とのペアリングについては、「フルーティ(柑橘系)」「冷涼感」「爽快感」「酸味」といった味覚要素を持った食べ物との相性がよく、甘酸っぱいソースやパイナップルとあう料理、香草(パクチー、バジル)を使った料理がオススメだとしている。

 サマークラフトガーデンでは、こうした方向性で開発された10種のアラカルトやコース料理が楽しめる。