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米粉を使ったメニューフェア、リンガーハット/和食さと/クリスピー・クリーム・ドーナツ/BAGEL&BAGELなど1300店以上で
2023年10月24日 10:55
- 2023年11月1日~2024年2月29日 実施
米・米粉消費拡大推進プロジェクト事務局(ぐるなび)は「米粉を使ったメニューフェア」を11月1日~2024年2月29日に実施し、リンガーハット、和食さと、デニーズ、クリスピー・クリーム・ドーナツ、BAGEL & BAGELなど同フェアに賛同した全国計1300店舗以上で米粉を使ったメニューを提供する。
米粉を使ったメニューフェア
期間: 2023年11月1日~2024年2月29日
内容: 大手外食チェーンや地域密着の飲食店などと連携し、米粉を使ったメニューを展開
賛同企業:
・クリスピー・クリーム・ドーナツ「米粉入りドーナツ5種」
・こなな(ポトマック)「パンケーキ」
・コムフォー(シマダハウス)「山形豚としめじの甘辛煮込みのフォー」
・千房(千房ホールディング)「グルテンフリーのお好み焼~豚玉新味~」
・デニーズ(セブン&アイフードシステム)「自家製フレンチトースト」
・日本唐揚げ協会主催「からあげグランプリ」受賞店舗より、がブリチキン。(ブルームダイニングサービス)、からあげ金と銀(金と銀)「米粉を使ったからあげ」
・BAGEL & BAGEL(アルテゴ)「米粉を使用したオリジナルベーグル3種」
・リンガーハット「ぎょうざ」
・和食さと(サトフードサービス)「天丼」
国内で自給可能な作物である「米・米粉」の消費拡大を目指す
10月23日に開かれた「米・米粉消費拡大推進プロジェクト『米粉の魅力新発見!米粉を使ったメニューフェア』メディア先行試食会」で、農林水産省 農産局 穀物課 米麦流通加工対策室長 葛原祐介氏は、同プロジェクト実施背景について「国際的な人口増加などによる食糧需要増大、気候変動による生産減少、原材料価格の上昇や円安の影響から、日本の食料安全保障の重要性が改めて見直されていることを受け、食糧の安定供給に向け国内で自給可能な作物である『お米・米粉』の消費拡大を目指している」と冒頭に説明。
さらに、米粉は小麦粉と同じ、もしくは代わりではなく、米粉のよさを生かしたような使われ方を模索していくことが、米粉を定着させていくのに必要と述べた。新しい食文化としての米粉を認知拡大するため、新たな食文化を切り開いてきた外食産業が今回プロジェクトに参画し、米粉を使ったメニューを展開する。
また、プロジェクト参画企業によるトークセッションでは、各企業が開発した米粉を使ったメニューの開発背景やこだわり、想いが語られた。五ツ星お米マイスター 山下食糧 代表取締役の山下治男氏は「外食企業で大切なのは美味しくてかつ売れること」と述べ、面白く米粉の魅力を伝えていきたいと意気込んだ。
米粉を使ったメニューを食べてみた!
クリスピー・クリーム・ドーナツ「米粉入りドーナツ5種」
クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン初となる国産米粉入りのドーナツを開発。地域限定を含め、全5種のドーナツを販売する。お米由来の自然な甘みが特徴で、温めると“モチふわトロッ”な新食感が楽しめる。
販売メニュー: 米粉入りドーナツ5種
・Komeco きなこ(全国展開)
・Komeco 北海道チーズ(北海道限定)
・Komeco みたらしバニラ(関東限定)
・Komeco 栗(東海限定)
・Komeco 生八ツ橋(京都限定)
販売店舗数: 66店舗
販売期間: 2023年11月1日~21日
米粉とトッピングやソースのみたらし、栗などがよく合い、和スイーツのような感覚で味わえる。今回は3週間限定で販売するが、反応を見ながらレギュラー商品化も視野に入れているという。
コムフォー(シマダハウス)「山形豚としめじの甘辛煮込みのフォー」
日本人の食文化に深く根付く国産米を「米麺」として広めていきたいという想いから、2001年に1号店をオープンしたフォーの専門店「コムフォー」。食材全て国産のものを使用したこだわりの和風フォーを提供する。
山形豚としめじの甘辛しょうゆ味の煮込みをたっぷりと盛り込み、食べ応えをもたせつつ、白だしベースのスープであっさりと食べられる。
販売メニュー: 山形豚としめじの甘辛煮込みのフォー
販売店舗数: 6店舗
販売期間: 2023年11月1日~2024年2月29日
ルーローハンをイメージしたとのこと。山形豚がごろごろと入っており、満足感がある。フォーは歯切れがよくあっさり食べられるのが特徴だが、米麺はもっちりとした食感とつるつるとしたのどごし、歯ざわりが特徴となっている。
がブリチキン。(ブルームダイニングサービス)
「からあげグランプリ」(唐揚協会)の中日本しょうゆダレ部門で12年連続金賞を受賞した「がブリチキン。」では、衣に米粉を使用した”からあげ”を3種類の部位で提供する。
米粉のからあげは従来よりも衣を軽く仕上げ、油がしつこくなく、部位によって食感の違いを楽しめる。
販売メニュー: 米粉のからあげ「やげん」「鶏トロ」「すなずり」
販売店舗数: 41店舗(バル居酒屋店舗)
販売期間: [バル型30店舗]2023年10月17日~、[居酒屋店舗11店舗]2024年1月予定
先行販売している店舗では「衣が重たくない」「からあげ以外にもほかのメニューも食べられるお腹の余裕がある」と女性を中心に好評という。下味をしっかりつけた、やや濃いめの味付けのため、ハイボールでグイッと流し込むのによく合う。
からあげ金と銀(金と銀)
「からあげグランプリ」通算5回、4年連続金賞受賞の「からあげ金と銀」で、衣に米粉を使用した特製からあげを提供する。でんぷんを使用したガリっとしたオリジナルの衣に、米粉をブレンドすることにより、カリカリ、サクサク感が増したグルテンフリーの唐揚げに仕上げた。
販売メニュー: 米粉ブレンド・金のもも肉、米粉ブレンド・ゆずこしょう唐揚げ
販売店舗数: 47店舗
販売期間: 2023年11月23日~12月23日
BAGEL & BAGEL(アルテゴ)「米粉を使用したオリジナルベーグル3種」
米粉を練りこんだもちもち食感の和ベーグル3種を提供する。また、本プロジェクト限定サンドイッチと、塩麹を使用したやさしい味わいの身体が温まるスープのセットも販売する(カフェ店舗のみ)。
販売メニュー: 米粉を使用したオリジナルベーグル3種、サンドイッチとスープセット
・やわらかプレーン-米粉70%配合-
・香る抹茶とあずき-米粉70%配合-
・濃厚黒ごま-米粉70%配合-
・米粉を味わうベーグルサンドイッチとスープのセット
販売店舗数: 27店舗
販売期間: 2023年11月6日~2024年1月28日
食べる直前にトースターで焼くと、表面はカリッと、中はもちっとした食感の違いを楽しめる。プレーンのベーグルでも、米粉由来のほんのりとした甘さを感じる。アイスクリームやあんこをはさむなどアレンジできる。
担当者によると、米粉100%のベーグルを開発したいが、難しいため「今後に期待してください」とのことだ。
リンガーハット「ぎょうざ」
米粉を使ったぎょうざを提供する。薄皮でパリッとした焼き上がりが特徴で、具材には新鮮な国産野菜を使用した。柚子こしょうとの相性がよく、卓上の調味料を使い、自分好みに味変できる。
販売メニュー: ぎょうざ
販売店舗数: 569店舗
販売期間: 2023年11月1日~2024年2月29日(通年提供中)