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能登半島地震・被災者支援「シングルカスク三郎丸 能登チャリティーボトル」発売。消費税・資材費を除いた売上全額を寄付

2024年1月22日12時30分 発売

三郎丸蒸留所「シングルカスク三郎丸 能登チャリティーボトル」

 北陸で最古のウイスキー蒸留所である三郎丸蒸留所を運営する若鶴酒造(富山県砺波市三郎丸)は、令和6年能登半島地震の被災者支援のため「シングルカスク三郎丸 能登チャリティーボトル」を発売する。

 三郎丸蒸留所のシングルモルトウイスキー1樽からチャリティーボトルとして約210本をボトリングして販売。消費税、資材費を除いた売上全額を寄付するとしている。

三郎丸蒸留所「シングルカスク三郎丸 能登チャリティーボトル」

発売日: 2024年1月22日12時30分
配送時期: 2024年2月予定
価格: 3万円(税別)
容量: 700mL
アルコール分: 61%
蒸留年: 2020年
ボトリング年: 2024年
樽種: バーボンバレル
Webサイト: 三郎丸蒸留所「シングルカスク三郎丸 能登チャリティーボトル」(1月22日12時30分~)

 三郎丸蒸留所代表の稲垣貴彦氏、日本初のウイスキーボトラーズであるT&T TOYAMA代表の下野孔明氏、ウイスキーブロガーであるくりりん氏の3名で選定した1樽。稲垣氏と下野氏は富山を拠点に活動しており、くりりん氏も震災発生時に北陸地域に滞在していたことから、「何か支援はできないか」との思いで企画化された。

 ラベルイラストは新潟県出身のイラストレーター・コーラ氏(@c_o_l_a)、ラベルデザインは富山県出身のデザイナー・中山真由美氏(ファイン・プロジェクト)が手がけている。

くりりん氏によるテイスティングノート

香り: トップノートからしっかりと主張するスモーキーさ。グレープフルーツやレモンピールを思わせる柑橘香、燻した麦芽に土のアロマも伴う
味: 柔らかい麦芽由来の甘みを伴う口当たりから、ピートのほろ苦さ、スモーキーさが香り同様の柑橘感をともなって力強く広がる。余韻はピーティーでパワフル、焦げた藁や柑橘の綿、喉を通じて体の中心に熱い酒精が宿る

 三郎丸蒸留所のハウススタイルである、ピーティーな酒質の個性が存分に感じられるシングルモルト。3年熟成という期間は一見すると短いが、雑味少なく柔らかい口当たりや香り立ち、存分に個性を発揮した構成。この優しくも力強い味わいが、1日も早い復興の後押しと、被災地へのエールとなれば幸いである。