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ウエルシア、プライベートブランド初の冷凍食品「黒豚をちゃんと感じる幸せの肉餃子」「あの店主がつくったメニューにはない炒飯」発売
2024年4月3日 13:39
- 2024年4月18日から順次発売
ウエルシア薬局はプライベートブランド「からだWelcia」から、「黒豚をちゃんと感じる幸せの肉餃子」(429円)を4月8日に、「あの店主がつくったメニューにはない炒飯」(321円)を5月21日に全国のウエルシア薬局で発売する。
ウエルシアのプライベートブランド「からだWelcia・くらしWelcia」新商品発表会で、ウエルシア薬局 代表取締役副社長兼商品物流担当の桐澤英明氏が登壇し、ウエルシアのプライベートブランドについて「“いいものがある。いいひとがいる。いい店だと思う。”のビジョンのもと、お客様の当たり前を超えて高付加価値でほかにはない消費作りを目指している」と説明。
口に入れるものや肌に触れるものは「からだWelcia」、生活に便利で快適、安心な商品を「くらしWelcia」として、「からだとくらしから逃げず、お客様に寄り添い続ける覚悟を表している」と語った。
また、商品名が長いことも特徴で、商品自体がキャラクター性を持ち、ブランドの姿勢、人となりを具現化しているとのこと。
「からだWelcia」「くらしWelcia」は、ビューティーケア、食品、日用品、ヘルスケアの4つのカテゴリーで展開しており、今回、冷凍食品を発売するのは初めてとなる。「ウエルシアの冷凍食品は人にあたたかい」を掲げ「お客様の食卓をより豊かにしていきたい」と述べた。
商品本部 商品企画部 部長の岡本貴氏は、「ウエルシアはお客様の声を最も大事にしている」と述べ、2023年に実施した「ドラッグストアにあるとうれしい食品」に関するアンケートで、冷凍おかずを求める声が多く、特に冷凍餃子が最多だったと開発背景を説明。
餃子に求めるものとして、具材の量が多いこと、肉汁があふれること、皮が薄いこと、大きめサイズが挙がり、これらを受けて、肉は鹿児島県産の黒豚だけを、野菜は国産野菜だけを使用した具材量多めで食べごたえのある肉餃子を開発した。
開発時に苦労したことについて「味にはいろんな意見があり、すべての人の舌に合う味に仕上げることはなかなか難しく、素材のよさに一番こだわった」という。そこで行き着いたのが黒豚。餃子の味の決め手が足りず試行錯誤や食べ歩きを繰り返し、国産あごだしが決め手のジューシーな味わいに仕上げた。
また、ラーメンの人気店「ラーメン屋 トイ・ボックス」監修の「あの店主がつくったメニューにはない炒飯」について、同店こだわりの鶏油と醤油をメインに、何回も試作を重ねて開発。トイ・ボックス店主の山上貴典氏からも「トイ・ボックス監修という形で発売しても全然恥ずかしくないと思った」と合格をもらったという。
記者も試食したが、どちらも冷凍食品なのにこんなに美味しいの?と驚く仕上がりだった。冷凍餃子、冷凍炒飯のいずれも競合がひしめくが、桐澤氏は「冷凍食品に参入するにあたり、味を前面に打ち出した」としている。
餃子は薄皮でパリパリジューシー、炒飯は旨みとコクがやみつきになる。ドラッグストアで買える冷凍食品のラインアップとしてもうれしい。
岡本氏は「今後も冷凍食品をあと4品ほど出していきたい」と展望を述べた。
ウエルシアのプライベートブランド「からだWelcia・くらしWelcia」新商品発表会