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モスバーガー「新とびきりトマト&レタス ~和風ジンジャーソース~」3月19日発売
「熱々 よもぎボール ~粒あん~」「まぜるシェイク 出雲の抹茶」も
2025年3月12日 11:37
- 2025年3月19日~
モスバーガー(モスフードサービス)は、「新とびきりトマト&レタス ~和風ジンジャーソース~」を3月19日~5月中旬の期間限定で販売する。パティが2枚になったダブルの販売も行なう。
同社では、2024年度から「和ごころ」をテーマに掲げ、国産の食材を活用した和風の味わいを訴求している。2024年3月からは国産牛100%の“新とびきり”シリーズを展開。手軽に食べられるプレミアムバーガーとして累計1600万食を販売してきた。
今回発売となる「新とびきりトマト&レタス ~和風ジンジャーソース~」は、新生活の疲れがたまりやすい時期にパワーチャージできる商品を目指して開発されたもので、国産生姜をベースにした和風のソースを使用。はちみつや三温糖で辛さを和らげ、アクセントとして焦がし醤油で風味付けされている。
価格は670円で、パティが2枚になったダブルも960円で販売される。これにあわせ、北海道チーズとバーベキューソースをあわせた「ダブル新とびきりチーズ ~北海道チーズ~」も定番商品として980円で販売される。
発売にあわせ、3月12日~23日にかけて新商品の見た目をそのまま再現したアロマディフューザー「トマレタジンジャーアロマ」を抽選で10名にプレゼントするSNSキャンペーンも実施される。
また、3月19日には「熱々 よもぎボール ~粒あん~(3個入り)」(260円)、「まぜるシェイク 出雲の抹茶」(Sサイズ350円、Mサイズ430円)、「ふんわりスフレパンケーキ<メープルシロップ>」(520円)といった商品も登場する。
12日に開催された発表会では、代表取締役社長の中村栄輔氏が登壇。「コロナ禍をはじめとするさまざまな環境変化に対応してきたが、世の中ではさまざまな変化が起きている。モノの価格に注目されがちだが、モスに求められているのは価格に見合う品質」と指摘。
2024年の春からはレギュラー価格帯、プレミアム価格帯、超プレミアム価格帯の3つの価格帯で商品のグラデーション戦略。プレミアム価格帯に位置づけられる新とびきりシリーズは累計1600万食を記録しており、定番のモスバーガー、テリヤキバーガーに次ぐ規模に成長しているとする。
今後については、「付加価値を高めていく取り組みを推進する。物販カテゴリーの強化などにも継続的に取り組んでいく」と語った。
続いて登壇した上席執行役員 マーケティング本部長の千原一晃氏は、2025年度のマーケティング方針として「和ごころエンジョイ」をテーマに掲げていることを紹介。創業者の「日本には固有の文化と食習慣がある」という思いから、醤油と味噌をソースとして使用したテリヤキバーガーが誕生したとして、「2025年度もこの心を受け継いだ商品展開を行なっていく」と宣言した。
同氏は、基本ターゲット、強化ターゲットに加えて、日本文化と日本食が好きな人を意味する“和ごころエンジョイ層”の獲得を目指すと語る。これを目指す上では、「高付加価値化」「来店頻度向上」「物販カテゴリー強化」の3つを軸にしていくという。
高付加価値化については、今回の新商品のようなプレミアム価格帯の商品を断続的に投入していくことを意味する。同氏によれば、一昨年にレギュラー価格帯と超プレミアム価格帯の2つの価格帯を展開したところ、レギュラー価格帯しか伸びなかったが、昨年、これにプレミアム価格帯を加え、3つの価格帯としたところ、プレミアム価格帯が伸びたと振り返る。
来店頻度向上については、昨年の月見シーズンに販売した「熱々 おさつボール」が好評だったことから、よもぎを使用した新商品を発売。さらに、モスバーガー&カフェで人気のスフレをモスバーガーでも販売することで、ティータイムにニーズに対応。新とびきりシリーズでも、ボリューム感のあるダブルを用意することで、ディナータイムのニーズにも応えていくとする。
また、テレビCMなどによる従来のマスマーケティングに加え、ネット注文会員の購買データを活用し、One To Oneのマーケティングも強化していく方針。それぞれのユーザーにマッチしたクーポンを配布するなどしてリピート率を高めていくという。
物販カテゴリー強化については、各店舗の生産性を高める施策として、冷凍ライスバーガーを販売したり、キャラクターとのコラボ商品や福袋を販売したりしていくとのこと。
最後に登壇した商品開発部 商品開発第二グループリーダーの大久保歌寿氏は、今回発売する新商品開発の狙いを語った。
同氏によると、新とびきりシリーズは主に男性に支持されている商品だが、今回の「新とびきりトマト&レタス ~和風ジンジャーソース~」では女性に人気があるジンジャーの風味を取り入れることで、女性層の開拓を狙ったという。一方、食べ応えを求める男性に向けては、パティを2枚にしたダブルを用意したとしている。