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日本食にも合う!カジュアルに楽しめる紙パックワイン「メルシャン・ワインズ フルーツスキップ」

2025年8月26日 発売
「メルシャン・ワインズ フルーツスキップ」レッド/ホワイト

 メルシャンは、「メルシャン・ワインズ フルーツスキップ」の「レッド」と「ホワイト」を8月26日に発売する。いずれも500mLの紙パック入りで、アルコール度数は赤が11%、白が12%。

軽量で扱いやすい紙パックを採用、デザインも親しみやすいものにした

便利な紙パック入りで気軽に楽しめるワインを提案

 メルシャン マーケティング部 マーケティング戦略担当の杉山浩達氏は、2025年の事業方針について、すでにワインを日常的に楽しんでいる人にはさらに魅力を深めた商品を届けていく「プレミアマイズ」、そして「新規ユーザーの獲得による裾野の拡大」という2軸に注力していると説明した。

 後者の取り組みとしては、「カクテルスパークリングワイン」「フルーツ・クーラー」「JOY」など、従来のワインの飲み方にとらわれないカジュアルな商品を拡充しており、今回登場するフルーツスキップもこちらにあたる。

 ターゲット層は「自分らしさ」層と定義しており、自分自身のライフスタイルや感性に合っているかという観点で商品を選び、流行に敏感な層とする。洋食のコース料理とともにおしゃれにたしなむ特別なものとしてのワインではなく、自分の好きなシチュエーションで気軽に楽しめるものを目指した。

左からメルシャン株式会社 マーケティング部 商品開発研究所 渡邉理紗子氏、マーケティング部 マーケティング戦略担当 杉山浩達氏

 そのカジュアルさを支えるポイントのひとつが、紙パック入りのワイン。6層構造で香味を保つテトラパック製の包材を採用し、ボトルと同等の品質保持性能を維持しながら、軽い・割れない・コンパクトといった利便性を実現した。立方体に近い背が低めの紙パックは視覚的にもコンパクトで、親しみのわくイラストが目を引く。

 具体的なメリットは、ボトル入りのワインと比べてピクニックやバーベキューといったアウトドアシーンにも持ち出しやすいこと、冷蔵庫の中で場所を取らないこと、各自治体の資源回収ルールにもよるが廃棄の手間が少ないことなどが挙げられる。環境負荷の低減も期待できるほか、売り手にとっても物流コストや売場での陳列面積などのメリットもある。

 本場の欧州での普段使いのワインでは紙パックが広まりつつあり、イタリアなどで顕著だという。フルーツスキップの開発・製造にあたっては、イタリアの生産者協同組合であるテッレ・チェヴィコ社をパートナーとした。

味わいも気軽さを意識、日本の家庭料理にも合う

 パッケージだけでなく中味も同様だ。マーケティング部 商品開発研究所の渡邉理紗子氏によれば、誰もが気軽にさまざまな場面で楽しめることを念頭に「果実味豊かで親しみやすい味わい」を目指したという。

 赤はサンジョヴェーゼを主体とし、チェリーやラズベリーのような華やかな香りを持たせつつ、なめらかでバランスよく仕上げた。白はトレッビアーノを主体として、柑橘類や花のようなフレッシュな香りを出し、フルーティな酸味を残した。いずれも、酸度の高いイタリア産ぶどうの特徴を踏まえて酸味が穏やかになるようブレンドし、残糖を高めて渋みを抑え、ワインを飲み慣れていない人でも飲みやすい味わいとなっている。

 欧州ではデザート以外の調理に砂糖をあまり使わないが、日本の家庭料理は煮物をはじめとして砂糖やみりんを使い、優しい甘みのある味付けの料理が多い。その違いを踏まえつつ、食中酒として日々の食卓に添えやすい味わいとしたことが特徴だ。

日本の料理の味付けに合わせて開発されており、カツサンドやだし巻き玉子など意外なものにも合う

 発売に向けて開かれた試飲会では、おすすめの組み合わせとして、赤ワインにはソース焼きそばとシュークリーム、白ワインにはカツサンドとだし巻き玉子が提供された。いずれもワインとのペアリングでは見慣れないメニューだが、日本の食卓に合わせて作られたワインだけあって不思議とよく合う。

 特に印象深かったのは、赤とソース焼きそばの組み合わせがソースの果実味や甘みとの相性がよく、肉料理とのペアリングのように油っこさをさっぱりと流してくれる。筆者のお気に入りは白とだし巻き玉子の組み合わせで、出汁の旨味が立ちワインの酸味や渋みは和らぐという意外な相乗効果があると感じた。

 このほかにも、赤には照り焼きバーガーや銀だらの西京焼き、白にはタレの焼き鳥やかぼちゃの煮物なども合うという。ワインに合わせるための特別な料理を用意せずとも日常のなかでペアリングを楽しめるし、行楽のお供にもしやすいだろう。

メルシャン・ワインズ フルーツスキップ レッド
メルシャン・ワインズ フルーツスキップ ホワイト