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ミツカン、令和の鍋は千差万別!? 今年はあっさり味の「鶏うま塩」「ゆず塩」や、満足感・大人感を味わえる鍋つゆが登場

2026年9月9日 発表
ミツカン、発表会を実施し「令和の家鍋あるある調査2026」を公開

 ミツカンは鍋つゆブランド「〆鍋」ブランドより、「鶏うま塩鍋つゆ」「ゆず塩鍋つゆ」を今シーズンの新商品として発売した。また、「お肉がウマイ」シリーズより「コクうま牛だし醤油鍋つゆ」「香ばしにんにく味噌鍋つゆ」、本格鍋スープ「おとなのおいしさ」シリーズより「手摘み花椒の四川式ごま担々鍋スープ」「発酵唐辛子仕立てのユッケジャン鍋スープ」「オマール海老の地中海風鍋スープ」もラインアップしている。

ミツカンの「〆鍋」ブランドの商品ラインアップ

「〆鍋」ブランドは「シメの最後までおいしく」を掲げ、鍋つゆカテゴリーで13年連続シェアNo.1を獲得。今回はあっさり味・ハズさない志向・満足感をテーマに新商品をラインアップした。「鶏うま塩鍋つゆ」はじっくり煮込んだ鶏の旨みと塩味のスープをベースに香味油や生姜で仕上げた鍋つゆ。「ゆず塩鍋つゆ」は、高知県産のゆず皮を使用し香り豊かであっさりとした味わいとなっている。

「鶏うま塩鍋つゆ」と「ゆず塩鍋つゆ」

「お肉がウマい コクうま牛だし醤油鍋つゆ」は2種類の醤油に牛の旨みと三温糖の甘みを合わせ、豚肉・白菜・豆腐などと相性がよい。「お肉がウマい 香ばしにんにく味噌鍋つゆ」はにんにくの香りに味噌のコクと野菜エキスの甘みを合わせており、豚肉・キャベツ・えのきを合わせるのがおすすめだという。

「お肉がウマい コクうま牛だし醤油鍋つゆ」と「お肉がウマい 香ばしにんにく味噌鍋つゆ」

 そのほか、「おとなのおいしさ」シリーズでは花椒の華やかな香りとしびれに金ごまを合わせたシビ辛な「手摘み花椒の四川式ごま担々鍋スープ」、牛骨の旨みに発酵唐辛子をきかせた「発酵唐辛子仕立てのユッケジャン鍋スープ」、オマール海老とサフランの風味が香る「オマール海老の地中海風鍋スープ」が登場する。

左から「手摘み花椒の四川式ごま担々鍋スープ」「発酵唐辛子仕立てのユッケジャン鍋スープ」「オマール海老の地中海風鍋スープ」

 同社は鍋シーズンを前に発表会を開催し、「令和の家鍋あるある調査2026」を発表。マーケティング部 佐々木楓氏が市場動向や商品企画について説明した。

株式会社Mitsukan マーケティング部 佐々木楓氏

 佐々木氏は鍋つゆ市場は約10年で1.4倍に成長したが、2020年から横ばいに推移していることを説明。佐々木氏は「成長させていくためには、これまでと違ったことをしていかなくてはならない」と述べた。

鍋つゆの市場規模

 そこで10~60代に鍋料理に関するアンケートをとったところ「物価高で鍋に頼りがち」だが、4人に3人が「鍋はマンネリ化しやすい」と回答。また商品を選ぶときに重視していることとして、5割の人が「子供に喜んでほしい」と答えた一方で、4割が「大人も満足できること」と答えたという。さらに、鍋に求めるポイントとして「野菜や具材を食べやすい」「みんなが食べやすい味」「間違いなくおいしい味」などさまざまな項目が上がった。

令和の家鍋あるある調査2026

 また「鍋の〆」についても調査を行ない、89.3%が「直近の鍋で〆を食べた」と回答。東北や関東、九州・沖縄ではうどんの比率が高く、近畿や中国では雑炊・おじや、北海道と東北では中華麺の比率が高かった。

地域別鍋の〆の実態

 これらの結果を踏まえ佐々木氏は「最近は濃い味疲れ・選択疲れ・節約疲れがあるとともに、家族全員が満足するために何か1つ叶えればいいというわけではない。『〆鍋』シリーズ全体でニーズに応えていきたい」と語った。

ミツカンはいまの食卓の「疲れ」に、鍋で応える

 続いて、開発技術部 山中直人氏が「〆鍋」の味づくりのこだわりについて説明した。山中氏は「薄まっても、濃くなっても、どんな食材でもどんな量でもおいしいと思えるように設計している」と語り、つゆを口に入れる時の「先味」、咀嚼する時の「中味」、飲み込む時と飲み込んだ後の「後味」「余韻」に分け、味のメリハリや余韻が切れるタイミングなどを「味覚曲線」に表しながら設計していることを説明。

株式会社Mitsukan 開発技術部 山中直人氏

 山中氏は「まず食べたときの味わいがきて、その余韻が切れ、また食べたいとどんどん箸を進めたくなるような設計を行なっている。例えば白湯エキスを2%のところ1%にするだけでかなり味わいのふくらみやキレが違う」とこだわりを語った。

〆鍋の味の設計図「味覚曲線」

 そして開発技術部 水口達雄氏が発売した「ゆず塩鍋つゆ」について解説。ゆずなどの柑橘の香りは、パッケージであるパウチに吸着されてしまうことや、レトルト殺菌で香りが失われてしまうことから非常に難しいフレーバーで、今回それらを解消できる独自技術を採用したという。

株式会社Mitsukan 開発技術部 水口達雄氏

 水口氏は「天然ゆず皮オイルや粉砕した高知県産ゆず皮を使用しながら、香りを残しながらよりフレッシュな味わいにし、かつ独自技術で香り成分を活かすことに成功した」と語った。

ゆず塩鍋つゆの独自技術

 会場では「ゆず塩鍋つゆ」の独自技術アリ・ナシの食べ比べも行なわれた。独自技術以外は同じ原料を使用しているもので、見た目は全く変わらない。

ゆず塩鍋つゆの食べ比べ。左が独自技術アリ、右がナシ

 まず独自技術ナシのほうの香りを食べてみると、なんとなくゆずが香る程度。味わいもぼんやりした印象。次に、独自技術アリに顔を近づけてみると、はっきりとゆずの香りがする! 食べてみるとゆずの華やかな香りが広がり、こんなにも違うのかと思ったほど。また、味わいもあっさりしながらゆずの香りがあるので食べ飽きない。〆で雑炊が食べたくなった。

 そのほか、「鶏うま塩鍋つゆ」や「コクうま牛だし醤油鍋つゆ」「手摘み花椒の四川式ごま担々鍋スープ」などの試食も行なわれた。「鶏うま塩鍋つゆ」はあっさりしながらも鶏の旨みが感じられる滋味深い味わい。食べ進めても飽きないように思う。「コクうま牛だし醤油鍋つゆ」は、甘みがある醤油味なので子供にも喜ばれそうに思った。「手摘み花椒の四川式ごま担々鍋スープ」は、花椒がしっかりきいており香りが華やかで、味わいはシビ辛。全て味わいがまったく異なるので、いろいろな鍋が楽しめそうだ。

会場での試食。左上から時計回りに「コクうま牛だし醤油鍋つゆ」「香ばしにんにく味噌鍋つゆ」「鶏うま塩鍋つゆ」「手摘み花椒の四川式ごま担々鍋スープ」