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進化型「ビッくらポン!」登場。くら寿司、過去最大面積の2フロア新旗艦店「スカイツリー押上駅前店」オープン

2022年3月31日 オープン

くら寿司「スカイツリー押上駅前店」が3月31日オープン

 くら寿司は、新店舗「スカイツリー押上駅前店」(東京都墨田区1-8-23)を3月31日11時にオープンする。

 クリエイティブディレクター・佐藤可士和氏がプロデュースする全国で4店舗目となるグローバル旗艦店で、2フロア構造で277席、総床面積834m 2 という広さは同社にとって過去最大規模。新店舗オープン記念として「sorairoソフト」などの限定新商品も販売する。

「くら寿司 スカイツリー押上駅前店」が3月31日にオープン

 さらに、おなじみの「ビッくらポン!」を大型デジタルサイネージで進化させた「ビッくらポン!DX」と、シューティング風に楽しめる「デジタル射的・ビッくらギョ!」の2種類の店内エンターテイメントを新規開発し、各フロアに導入した。感染防止につながるコンタクトレスを徹底した店内システムとあわせ、地元客だけでなく、コロナ禍終息後のインバウンドも見据えた新たな付加価値をもつ店舗として展開する。

窓際からスカイツリーを臨む立地。大型画面で楽しめる次世代「ビッくらポン!」も

スカイツリーを仰ぎ見るような立地にある

 スカイツリー押上駅前店は、日本文化や和のテイストをイメージした内装で統一されたグローバル旗艦店。浅草、道頓堀、原宿に続く4号店で、店舗の立地は東京スカイツリーの間近、仰ぎ見るような位置にある。1階と2階に分かれた2フロア構造としており、277席、総床面積834m 2 は、いずれも過去最大。回転寿司1店舗あたりの広さとしては、競合他社を含め現在のところ世界でも最大規模としている。

2階建て構造。店舗としては1つだが、1階と2階はそれぞれ別店舗に近い扱い。事前予約の際は階数を指定することになる
窓際に並ぶ提灯ウォール。暗くなると七色に輝いているのがわかる

 内装は従来の旗艦店と同様、木目を活かしたデザインで、各席にのれんを下げることで個室感を演出。テーブル中央に箸や調味料などを収納できる構造にして、テーブルを広く使えるようにしている。レーンにはくら寿司独自の「抗菌寿司カバー鮮度くん」を用いた商品が流れているのはもちろん、専用のタブレット端末で好みのメニューを注文できるほか、来店客自身のスマートフォンからも注文が可能。店内ではフリーWi-Fiも利用できる。

1階の入口
会計カウンター
受付画面などが壁に埋め込まれている
窓際に順番待ちスペース
この窓際からスカイツリーが眺められる
1階のカウンター席
2階の入口付近
2階にも会計カウンターがある
もちろん2階の窓際からもスカイツリー
ボックス席の列
4~6人程度が座れる
座席には畳素材が使われている
テーブル中央に収められた箸、調味料など
注文用のタブレット端末
食べ終わったあとのお皿の投入口ももちろんある
フリーWi-Fiが利用可能。現在のところWi-Fiが使えるのは旗艦店を含む関西9店舗、関東17店舗とのこと

 スカイツリー押上駅前店独自のものとしては、新たな店内エンターテイメント「ビッくらポン!DX」と「デジタル射的・ビッくらギョ!」が導入されている。これまでは、食事後のお皿を投入すると5枚ごとに端末画面でゲームが開始し、「当たり」が出た時に各席にある機械によってプラスチックカプセルに入った景品がもらえるというものだった。それに対し同店舗では、「当たり」が出ると画面にQRコードが表示され、それを手持ちのスマートフォンで読み取ることで、店内エンターテイメントへの挑戦権を獲得できる、という形になっている。

 「ビッくらポン!DX」と「デジタル射的・ビッくらギョ!」のどちらに挑戦できるかはランダムで決定され、複数回当たりが出た場合はその分の挑戦権が追加されることになる。そのスマートフォン画面内のQRコードを、食事後に店内の各エンターテイメントにかざすことでゲームに挑戦でき、最小でも1つ、最大で3つの景品がもらえる。景品の内容は通常店舗と同様のものとなり、時期によって変わることがある。

「ビッくらポン!DX」
お皿の投入5枚ごとに始まるおなじみのゲームで「あたり」が出ると
画面にQRコードが表示される(オープン前のためQRコードは表示されていない)
これまでに何回「あたり」が出たかは、画面左下隅の「ゲームチケット確認」で確認できる
会計手続後にはQRコードを再確認する画面が表示
店内エンターテイメントでスマートフォン画面に表示したQRコードをかざす
浮世絵風グラフィックによる演出がスタート
「当たり」が出ると……
既存店舗と同様の景品がもらえる
2階にのみ設置されている「デジタル射的・ビッくらギョ!」
電子銃で画面に現れる海の生き物たちを狙っていく。成績に応じて最大3つまでの景品がもらえる

 ただし、スカイツリー押上駅前店では、1階と2階とで挑戦できるゲームが異なる。1階で食事した場合は「ビッくらポン!DX」のみ、2階で食事した場合は「ビッくらポン!DX」と「デジタル射的・ビッくらギョ!」のどちらか、または両方が楽しめる。店舗としては1つではあるものの、1階と2階とで別店舗のような扱いになるため、階をまたいでのゲームの利用はできないことに注意したい。「デジタル射的・ビッくらギョ!」を遊んでみたいのであれば、事前予約する時に2階席を指定する必要がある。

 なお、スカイツリー押上駅前店のオープン記念の限定新商品として、同店舗のみで、スカイツリーの“空”をイメージした「sorairoソフト」および「sorairoミックスソフト」(いずれも380円)の販売を開始する。さらに2021年4月にオープンした旗艦2号店「道頓堀店」が1周年を迎えるにあたり、「道頓堀たこ焼きロール」(264円、一部店舗250円)が新商品として追加、旗艦店4店舗で取り扱う。この他、既存旗艦店のみで注文可能な「レッドドラゴンロール」「ゴールデンクランチロール」「えびタイガーロール」(いずれも264円、一部店舗250円)もスカイツリー押上駅前店で味わえる。

スカイツリー押上駅前店限定の新商品「sorairoソフト」
「道頓堀たこ焼きロール」
「レッドドラゴンロール」
「ゴールデンクランチロール」
「えびタイガーロール」

お笑い芸人の陣内智則、EXITりんたろー。、兼近大樹がゲスト登壇

くら寿司株式会社 取締役副社長 田中信氏

 スカイツリー押上駅前店の公開に先立って行なわれた発表会では、同社取締役副社長の田中氏が新店舗における戦略などを説明した。田中氏は「くら寿司ではこの2年、(抗菌寿司カバー鮮度くんやタブレット端末導入などで)店内における感染対策をしっかり構築し、お客さまへの安心・安全のご提供を強固なものにしてきた。今後のコロナ終息を見越して、外食本来の魅力であり、お客さまの楽しみになっている店内飲食について、新たな付加価値(提供)を目指したい」と述べ、その足がかりの1つとなるのがスカイツリー押上駅前店であるとした。

 さらに、「(外食においては)美味しく、リーズナブルな価格に加えて、記憶に残る楽しさ、エンターテイメント性が不可欠。外食ニーズが高まっている今、楽しみにつながる新たなエンターテイメントの提供が外食の価値向上につながり、お客さまの来店につながる」とも語り、くら寿司では3代目となる店内エンターテイメント「ビッくらポン!DX」と「デジタル射的・ビッくらギョ!」によって、「ほかではできない体験を提供」すると語った。

スカイツリー押上駅前店の概要や新たな店内エンターテイメントについて解説した同社取締役 広報・マーケティング本部長の岡本浩之氏

 また、旗艦店をプロデュースする佐藤可士和氏のビデオメッセージも紹介。新たな2つの店内エンターテイメントを引き合いに、「今までにまったく見たことのない回転寿司店になっています。くら寿司は外食の常識をどんどん革新していって、新しいお店をつくり続けています。ぜひスカイツリー押上駅前店に来てください」とアピールした。

旗艦店をプロデュースするクリエイティブディレクター・佐藤可士和氏のビデオメッセージ

 発表会にはゲストとして、お笑い芸人の陣内智則と、EXITのりんたろー。、兼近大樹の3人も登場した。事前に新店舗の店内エンターテイメントを体験したときの模様を映像で振り返るとともに、スカイツリー押上駅前店で利用できる「くら寿司1年分」のチケットを巡って、新店舗に関するクイズに挑戦。陣内が2問連続正解し20ポイントリードするも、食レポがお題となった最後の3問目で100ポイントが与えられるというよくある大逆転パターンにハマり、「うまさにビッくらポンポンポーン!」の決めゼリフで兼近がチケットを獲得していた。

EXITのりんたろー。、兼近大樹と、陣内智則の3人がゲストとして登場
店内エンターテイメントにチャレンジする様子を振り返る
「くら寿司1年分」チケットを巡るクイズコーナーがスタート
陣内が2問正解した後の第3問目は、旗艦店でのみ食べられるメニューの食レポ。最も上手だった人に大逆転チャンスの100ポイント
食レポには「テンタメ(店内エンターテイメント)」というワードを入れる必要があるとのことで、直前に司会者が例として見せたパフォーマンスをほとんどそのままパクった陣内
EXITのりんたろー。は、お笑い芸人のもう中学生っぽいネタがなぜか飛び出す
EXITの兼近は、「うまさにビッくらポンポンポーン!」
見事「くら寿司1年分」のチケットをゲット