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かっぱ寿司、通常の2倍ボリュームの「プレミアム丼プリン」を試食してきた
やんちゃ企画第7弾
2022年5月16日 21:24
- 2022年5月16日~22日 販売
かっぱ寿司(カッパ・クリエイト)は、5月16日~22日の期間限定で、やんちゃ企画第7弾「プレミアム丼プリン」「プレミアムホイップ丼プリン」(いずれも385円)を販売する。
5月13日にメディア向けの先行試食会があり、「プレミアム丼プリン」のほか、現在、開催中の「天然魚祭り」の商品についても試食できたので、その感想をお伝えしよう。
やんちゃ企画第7弾は人気スイーツのプリンが登場
やんちゃ企画とは、2021年11月からスタートした、驚き心と遊びゴコロがありつつも、旨い魅力的な商品を追求した人気企画。第1弾「やんちゃ盛り サーモンいくら」は10万食以上を販売。その後も「やんちゃな大海鮮手巻き寿司」や「肉にく山タワー寿司」など、様々なやんちゃ寿司を提案してきた。
第6弾ではサイドメニューにも着目し、「2021年かっぱ寿司全商品人気ランキング」第3位の茶碗蒸しを通常メニューの2倍の量にし、「やんちゃなどんぶり茶碗蒸し」として販売。3万2000食以上を売り上げた。
実はこの経験が、第7弾のやんちゃ企画に活かされたのだそう。丼プリンは2年前に一度、開発に着手したのだが、分量が多いためにうまく固まらず、店舗の負荷も高すぎて断念したメニュー。だが「やんちゃなどんぶり茶碗蒸し」で採用した、じっくりと時間をかけて蒸す技術を応用したところ、理想のとろっと滑らかな食感が実現できた。
そこで第7弾のメニューは、1日約8000個以上を売り上げる超大人気スイーツのプリンに確定。丼に入った「プレミアム丼プリン」と「プレミアムホイップ丼プリン」は、通常プリンの約2倍の200gという重さで、直径は約120mmにもなる。初めて見た時には、あまりの大きさに思わず苦笑いをしてしまったほどだ。
通常メニューの2倍のプリンだけあって、上にかかっているカラメルソースの量もたっぷり。「全部は食べられないだろう」と思っていたのだが、滑らかな食感でシンプルな味わいだけに、意外とすんなり食べきれてしまった。「プレミアム丼プリン」にはキャラメルクランチがトッピングされているので、そのカリカリ食感もアクセントになって飽きることなく味わえた。
天然魚の美味しさを味わえる「天然魚祭り」を開催中
また、5月10日~29日には「天然魚祭り」を開催中。天然魚は養殖と比べて身が引き締まり、海のプランクトンなど、豊富な栄養を取り込むことで魚の旨味が強い。今回のフェアでは、天然の本鮪やめばち鮪をはじめ、九州のあじ、長崎県産のスルメイカ、ブランド魚の金華鯖などを揃える。
試食会ではかっぱ寿司の名バイヤーとして活躍する棚澤和之氏が、おすすめの商品について説明した。棚澤氏は入社20年、バイヤー歴12年。モットーは一番美味しい時期に漁獲された商品を中心に調達することだそうだ。
「天然本鮪とろ」(1貫330円)
「天然本鮪ねぎとろ 有明のり包み」(1貫110円)
「本鮪はマグロの中でも最高級とされています。今回はアイルランド沖で漁獲された100キロ級の本鮪を使用。水温が低いアイルランドで育ったマグロは身が引き締まっていて、しっかりとした上質な脂のりを楽しむことができます」(棚澤氏)
「天然めばち鮪上赤身」(1貫165円)
「天然めばち鮪漬け上赤身」(1貫165円)
「70キロ以上の大型のめばち鮪の中から、身の色目の濃いものを厳選しました。天然のめばち鮪は本鮪と違って脂が少ない分、鮪本来のしっかりとした赤身の旨味が味わえます」(棚澤氏)
「玄天の天然あじ食べ比べ(ねぎ生姜・漬け)」(2貫330円)数量限定
「機械を使わない丁寧な手作業による素晴らしい加工をして頂いている福岡の水産加工会社『玄天』のあじで、長崎県産の真あじを使用しています。熟練の職人による塩じめで臭みを消して、あじの旨味を引き出しています」(棚澤氏)
試食会で味わったところ、天然だけに味わいが深く、かむたびに旨さを感じた。ねぎ生姜の天然あじはねぎのシャキシャキ感がアクセントとなり、漬けの天然あじはより味に深みを感じた。
「天然あじ(ねぎ生姜)天然金華鯖(酢〆)食べ比べ」(2貫330円)数量限定
「天然金華鯖食べ比べ(酢〆・塩炙り)」(2貫330円)
「金華鯖は宮城県の金華山沖で漁獲され、石巻港に水揚げされた真鯖の中でも、旬の決まった時期に漁獲され、厳選された大型の真鯖のみが名乗れるブランド魚です。近年、鯖の小型化が進んでいるので、より価値が高まっています。金華山沖は親潮(寒流)と黒潮(暖流)がぶつかる栄養豊富な漁場。身の旨味はもちろん、塩じめで水分をしっかり抜いた上で、独自の配合の酢と昆布でしっかりしめているので、食べやすい味になっています」(棚澤氏)
筆者は酢〆と塩炙りの食べ比べを試食したのだが、棚澤氏の言うように酢がキツくなくまろやかな味で食べやすかった。酢〆はレモンのおかげもあってスッキリとした味わい。塩炙りはやや香ばしく、いずれもあじの旨味が口いっぱいに広がった。
「長崎県産 天然スルメイカ」(2貫220円)数量限定
「長崎県産 天然スルメイカ 生姜醬油和え」(2貫220円)数量限定
「300~500gのサイズで、品質レベルが5段階の内、上位2段階のものを使用しています。イカを洗う工程では真水ではなく、海水を全てにおいて使うことで、旨味成分が逃げずに、本来の旨さを味わうことができます」(棚澤氏)
天然スルメイカは両方の商品を試食したのだが、歯ごたえや弾力のある食感は天然のイカならでは。天然スルメイカがイカ本来の味を楽しめるのに対して、生姜醬油和えは生姜のさっぱり感が際だち、同じ天然イカでもまた違った味わいだった。イカ好きの人なら、この2商品を食べ比べてみるのも面白いと思う。
このほか、次の4商品も試食することができた。
「まぐろ食べ比べ あじわい逸品皿」(4貫550円)数量限定
「国産 天然ぶりの店内漬け」(2貫220円)
「天然白とり貝」(2貫110円)数量限定
「天然キス天にぎり」(2貫165円)
中でも「まぐろ食べ比べ あじわい逸品皿」は、単品でも提供されている「天然めばち鮪上赤身」と「天然本鮪ねぎとろ 有明のり包み」のほか、「みなみ鮪中とろ 揚げたたき(にんにく醤油漬け)」と「天然めばち鮪上赤身 揚げたたき(生姜醤油漬け)」の4商品を組み合わせた、今フェアの目玉商品。
「揚げたたき」2商品は、鮪をサク(大きな切り身)のまま油で揚げ、表面はカリッと、中はレアの状態に仕上げたもので、近年、店内仕込みにこだわるかっぱ寿司では初となる製法なのだとか。いずれもやや歯ごたえを感じた後にレアな食感が味わえるのが楽しい。「天然めばち鮪上赤身」は赤身が実に上品な味わい。「天然本鮪ねぎとろ 有明のり包み」は本鮪の濃厚さとねぎのシャキシャキ感を、有明のりの香ばしさが包み込んでくれる。なお、みなみ鮪のみ養殖となる。
「国産 天然ぶりの店内漬け」も店内仕込みが光るネタ。かっぱ寿司オリジナルのだし醤油をベースとした漬けだれに漬け込むことで、身が引き締まり、天然ぶりの旨味がより際立つ。「天然白とり貝」はとり貝のシコシコした食感と噛みしめるほどにジワッとにじみ出てくる貝の旨味が魅力。そして「天然キス天にぎり」は、カラッと揚がった天ぷらが香ばしく、シャリと組み合わせることで、キスフライの美味しさがより強調された。
博多だるま監修「博多とんこつラーメン」
試食会では、2022年5月10日~6月26日の期間限定で販売される、本格ラーメンシリーズ第19弾となる博多だるま監修「博多とんこつラーメン」(495円)も味わうことができた。
博多だるまは福岡県の博多で昭和38年に創業した老舗ラーメン店。超濃厚な豚骨スープと極細麺が特徴で、行列必至の人気店だ。現在は先代の河原登氏から受け継いだ二代目の河原秀登氏が店主となり、その味を守り続ける。
今回は博多だるまの特徴である甘みのある九州の醤油を使った濃厚な豚骨スープによく馴染む細麺を、この商品用に開発した。何度も試作を繰り返し、開発期間に半年かかった超大作だと言う。かっぱ寿司では麺類の最後にシャリだけの「本気シャリ」(3貫110円)を入れ、雑炊風にして味わうことをすすめているが、河原氏のおすすめは軍艦の「感動コーン」(2貫110円)を入れること。
「豚骨スープにはマヨネーズが合います。乳化してスープがマイルドになるんですね。天ぷら盛り合わせの玉ねぎ天を入れてみたり、いろいろ試してみたのですが、私はコーンの軍艦の相性がいいと思いました」と河原氏。「ぜひチャレンジしてみてください」とすすめる。
なお「天然魚祭り」の商品は、なくなり次第終了。早めに訪れて、今だけの味を楽しもう。