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丸亀製麺、春限定「山盛りあさりうどん」3月7日発売
「焼きたて肉うどん」「うま辛担々うどん」も
2023年2月28日 11:32
- 2023年3月7日 発売
讃岐うどん店チェーンの丸亀製麺は2月28日、春限定のメニュー「山盛りあさりうどん」を発表した。3月7日より、おもにロードサイド店舗で販売する。価格は790円(並)~。販売期間は4月下旬までの予定。このほか、「焼きたて肉うどん」(発売中)と「うま辛担々うどん」(3月7日より発売)についての情報も発表された。
「山盛りあさりうどん」は殻付きあさりがどっさり、出汁も魅力
「山盛りあさりうどん」は、丸亀製麺が毎春限定発売している人気メニュー。注文を受けてから客の目の前であさりを出汁と共に温め、提供直前でうどんの上にかけるという、作りたての味わいが特徴となっている。
価格は、並が790円、大が930円、得が1070円。持ち帰りはできない。販売期間は3月7日から4月下旬までの予定。なお販売店舗は丸亀製麺チェーンのうち、ロードサイドに立地する店舗が中心。具体的な店舗リストは公式サイトのPDFから確認できる。
発売に先立って、報道関係者向けに「山盛りあさりうどん」の試食会が開催された。まずはなんといってもその見た目。うどんが見えないのではないかというくらい、たっぷりの殻付きあさりが器に盛り付けられている。1人前のあさりの量はグラム数で調整しているため、あさりの個数は都度変動するが、おおよそ10数粒~20粒前後は味わえるようだ。あさりの身も大ぶりかつプリプリとしていて、貝ならではの食感が楽しめた。
あさりの調理にあたっては、1人前ごとに1つの鍋が用意され、専用の出汁と共にあさりを煮ていく。この際、出汁の沸騰に併せて、磯を感じさせる香りがグッと周囲に広がるため、なんとも食欲をそそる。こうして調理されたあさりは、その煮汁ごとうどんの器へ移すのだが、その際にざるを通すため、あさりの身の中に残っている砂も取り除けるという具合だ。
試食して感じたのは、つゆの美味しさだ。あさりの煮汁がしっかり合わさっているため、醤油系のつゆとは全く味わいが違う。貝類ならでは出汁感・塩味をこれでもかと堪能できる。貝汁はいくら美味しくてもお椀で少量食べるのが常だが、「山盛りあさりうどん」ならたっぷりの貝汁とうどんを一緒に食べられる。味とボリュームの両面で満足できるだろう。
また、「山盛りあさりうどん」のうどん麺は「釜抜き麺」と呼ばれるタイプ。茹で釜からそのまま器へよそうため、モチモチ感が強い。水で締めないので、結果的にうどんの表面が毛羽立ち、出汁と絡みやすくなる。貝の出汁を味わうにはピッタリという訳だ。釜抜き麺と水で締めた麺は、丸亀製麺のメニューごとに細かく使い分けられているので、店頭で調理シーンを見物する際はぜひ注目してみよう。
好評販売中の「焼きたて肉うどん」
「焼きたて肉うどん」は、2月28日の時点ですでに販売中のメニューだが、「山盛りあさりうどん」の新発表に併せて改めてアピールされた。価格は、並が750円、大が890円、得が1030円。こちらもロードサイド店舗中心での販売となる(販売店リストも公開中)。持ち帰りは並と大のみ可能だが、容器代40円が別途かかる。
「焼きたて肉うどん」の主役は牛肉とたまねぎだ。注文が入ってから、醤油ベースの割り下と共に鍋で炒めあげる。こうしてできた具材を、最後にうどんにかけて完成となる。
実際に試食した感想としては「すき焼きとうどんのハイブリッド」。肉そのものの味わいは牛丼のそれに近いが、割り下の味付けの影響もあってか、筆者はすき焼きをまずイメージした。
たまねぎは食感のアクセントになっているだけでなく、煮汁に甘みを与える意味でも重要という。全体として、つゆの味付けは濃いめだが、それでも食べ進めるうちに、飲み干したくなるくらいだった。
また、こちらも「山盛りあさりうどん」と同様、その調理過程が楽しい。牛肉と、それがヒタヒタになるくらいの割り下が鍋で少しずつ加熱されていき、焼ける匂いがこれまた食欲を煽ってくる。
「焼きたて肉うどん」で使ううどん麺は、水で締めたタイプ。前述の釜抜き麺とは異なり、歯ごたえとのどごしの良さが特徴だ。
なお、今回は“温”の「焼きたて肉うどん」を試食したが、“冷”もすでに店頭販売されている。濃厚なぶっかけうどん出汁との組み合わせとなるため、“温”とは味わいが大きく異なるという。価格は“温”と同一。
ショッピングセンター系店舗では「うま辛担々うどん」3月7日発売
ここまで紹介した「山盛りあさりうどん」「焼きたて肉うどん」はロードサイド店舗での販売が想定されているが、対してショッピングセンター内店舗・施設内テナント型の店舗では「うま辛担々うどん」が販売される。春季限定のメニューで、販売予定期間は3月7日~4月下旬。価格は、並が690円、大が830円、得が970円。持ち帰りは並と大のみ可能で、容器代40円が別途かかる。具体的な販売店リストは公式サイト内のPDFファイルから確認できる。
「うま辛担々うどん」は期間限定メニューとして毎年好評を集めている。ベースとなるのは、辛さが特徴の坦々スープ。粗挽き唐辛子で味付けされた合わせそぼろ(鶏と豚)、そして香味ラー油を使うなど、辛さをしっかりと味わえる。春とはいえ昼夜の寒暖差はまだまだあるため、肌寒い日などにオススメという。
今回紹介した3品は、どれもまったく味わいが異なるのが特徴。どれも飽きずに食べ比べることができるだろう。なお、2023年1月から販売している限定メニュー「鴨ねぎうどん」(温)は、当初は3月上旬までの販売予定だったが、これを4月下旬まで延長することを改めて発表した。販売店は従来と変わらず、ロードサイト店舗が中心となる。