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企業の垣根を超えて広がりはじめたプラズマ乳酸菌、キリンが体験会開催

2023年3月16日 取材

プラズマ乳酸菌配合商品

 キリンホールディングスは3月16日、プラズマ乳酸菌を配合した商品を製造・販売するメーカーを集めた体験会を開催した。

 プラズマ乳酸菌は、免疫の司令塔とされるpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)の活性化を通じて免疫細胞全体を活性化できる乳酸菌。一般的な乳酸菌は、一部の細胞のみを活性化するが、プラズマ乳酸菌は広範囲の免疫を活性化できるという特長を持つ。

 ヘルスサイエンス事業本部 ヘルスサイエンス事業部の塚田彩子氏は、3月13日以降、国のマスク着用の方針が変更され、個人の判断に委ねられるようになり、5月にはさらに行動制限が大きく緩和される見通しとなっているとした上で、個人でできる対策としての「免疫ケア」が重要になってくると語る。

ヘルスサイエンス事業本部 ヘルスサイエンス事業部の塚田彩子氏

 同社の調査によれば、85%の人が免疫が健康のために必要だと考える一方で、実際に免疫ケアの習慣があるという人は11%に過ぎず、意識と実践のギャップを埋めるような取り組みが必要であることが分かってきたという。

 このため、同社ではグループ内で商品を製造・販売するだけにとどまらず、外部のパートナー企業にもプラズマ乳酸菌の菌体を供給できる体制を整え、さまざまな企業とアライアンスを結んできた。

 現時点では、12社が44商品を販売しており、今後もその枠組を広げながら、認知の拡大に取り組んでいくとしている。

 免疫ケアの認知向上施策の一環として、同社では昨年6月にプラズマ乳酸菌のLINEアカウントを開設し、免疫ケアの習慣化に向けて新商品を案内するなどしてきたが、3月13日には、これまで紙のガイドブックの形で配布していた「免疫セルフチェックシート」をLINE上で利用できるようにした。

 同コンテンツでは、10個の質問に答えていくと、3段階で自分の免疫ケアレベルが示され、各々のレベルに応じたアドバイスやオススメ商品を確認できるようになっている。

 今回の体験会には、グループ内のキリンビバレッジ、キリンホールディングス、小岩井乳業、ファンケルに加え、アイム(第一三共ヘルスケアグループ)、オリヒロプランデュ、カンロ、大正製薬、常盤薬品工業、日本コカ・コーラ、日本薬健、ペティオ、森永製菓といったパートナー企業が参加。各社が販売するプラズマ乳酸菌入りの商品を報道関係者にアピールしていた。

 直近では、飲料メーカーとしてはライバルとも言える日本コカ・コーラが地域限定(北海道、北陸、長野エリア)で同社を代表する「アクエリアス」「い・ろ・は・す」「ジョージア」「ミニッツメイド」の4ブランドでプラズマ乳酸菌入りの商品を発売するなど、垣根を超えた広がりが始まっている。