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キリン、プラズマ乳酸菌入りの野菜飲料を9月3日発売

2024年9月3日 発売

「キリン おいしい免疫ケア 野菜 1日分」(左)と「キリン おいしい免疫ケア 野菜と果物 1食分」(右)

 キリンビバレッジは、プラズマ乳酸菌配合の野菜飲料「キリン おいしい免疫ケア 野菜 1日分」「キリン おいしい免疫ケア 野菜と果物 1食分」を9月3日に発売する。

 キリンビバレッジでは「キリン おいしい免疫ケア」シリーズのほかに、プラズマ乳酸菌入りの「午後の紅茶」や「生茶」といった商品を販売してきた。今回の商品は、プラズマ乳酸菌入りの商品としては初の野菜飲料となる。

 マーケティング部の増田健志氏によれば、免疫ケアの必要性を感じながらも、なかなか実行には移せない潜在層がまだまだ多いが、体調管理を強く意識する朝食の場面にチャンスがあると考えたという。

 同社では、朝食は食事の内容がルーチン化されることが多く、乳酸菌飲料とあわせて野菜飲料が習慣的によく飲まれる傾向があることに着目。機能性野菜飲料の市場も急拡大しており、消費者インタビューにおいて野菜飲料+プラズマ乳酸菌という商品への大きな期待感があることが確認され、商品化に至った。

 いずれもプラズマ乳酸菌が1000億個配合された商品となるが、「野菜 1日分」が1日分の野菜をしっかりと摂取できる濃厚な味わいとなっている一方、「野菜と果物 1食分」は野菜の味わいが苦手な人でも飲みやすいスッキリとした味わいとなっている。

 容量は各330mlで、価格は各184円(税別)。

 増田氏によると、野菜ジュースには食物繊維が多く含まれており、その中にプラズマ乳酸菌が隠れてしまうと(プラズマ乳酸菌の含有量を)しっかりと計測できず、研究チームと切磋琢磨しながら算出方法を導き出し、きちんと計測し、品質を担保できたものを提供できるようになったという。

 キリンホールディングス ヘルスサイエンス事業部の鈴木侑麿氏は、プラズマ乳酸菌事業を核に免疫ケア市場を創造していく上では習慣化が大きな鍵になると指摘する。

 今回は野菜飲料とあわせて、タカノフーズと協力し、プラズマ乳酸菌入りのたれが付属した納豆が発売されるが、こうしたパートナー企業を通じてグループ企業だけではリーチできない消費者との接点を設けることで、プラズマ乳酸菌が免疫ケアのベストソリューションとして根付くことを目指すとのこと。

 同社では、2024年末には190万人にプラズマ乳酸菌を届け、2027年には売上収益500億円という目標を掲げている。

(左から)キリンビバレッジ マーケティング部の増田健志氏、キリンホールディングス ヘルスサイエンス事業部の鈴木侑麿氏、タカノフーズ 執行役員 営業推進部門の寺岡義政氏