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大阪王将、タイパ・コスパをコンセプトに掲げた冷凍食品を9月発売

2024年6月21日 取材

取締役専務執行役員 商品本部 本部長の山本浩氏

 大阪王将(イートアンドフーズ)は、9月に発売する冷凍食品の新商品・リニューアル品を発表した。

 取締役専務執行役員 商品本部 本部長の山本浩氏によれば、同社が秋冬向けの商品でコンセプトに掲げたのは「タイパ・コスパを叶える“めっちゃええやん”な中華」。単に安いというだけでなく、作る際の手間やストレスを抑え、コストパフォーマンスの良さを実感できる商品価値の実現を目指したという。

 新商品としては、「餃子が主役のスンドゥブ鍋」「あったらラクチン 中華風肉だんご」「中華豚まん」「ぶっかけ 肉ニラ玉あんかけ炒飯」「パラっと旨い 直火炒め炒飯」の5品が登場。肉だんご以外の商品は、電子レンジで加熱するだけで食べられ、食後に皿を洗う手間も省ける。

餃子が主役のスンドゥブ鍋
あったらラクチン 中華風肉だんご
中華豚まん
ぶっかけ 肉ニラ玉あんかけ炒飯

 看板商品とも言える「羽根つき餃子」シリーズもリニューアル。食べ始めから食べ終わりまで羽根のパリパリが続くように改良した。同社によれば、30分間はパリパリ感が保たれるという。

「羽根つき餃子」もリニューアル

 2023年12月には関東第一工場(群馬県)で火災が発生し、一部の商品の製造に影響が出ていたが、今年3月から焼売と餃子のラインの稼働を再開。来年2月の完全復旧を目指している。

 山本氏は、9月に関東工場に大型の冷蔵庫を設けて物流の2024年問題の影響の緩和を図るほか、宮崎県都城市に用地を取得し、工場を新設することで、西日本エリアでの供給体制を整え、安定した供給体制を構築する計画だとしている。