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キンキンに冷えたアサヒスーパードライを飲んで「冷えるとおいしい」の秘密を聞いてきた

2026年7月2日 開催
よく冷えたスーパードライを飲んできた

 アサヒビールは7月2日、本社のお膝元にある「BEER DINER SUPER DRY TOKYO」で、主力ブランド「アサヒスーパードライ」の説明会を開催した。説明したのはマーケティング本部 ビールマーケティング部 スーパードライ ブランドマネージャーの堀謙太氏。

 説明会は5月29日に発表済みの「冷え」の取り組み強化と、ブランド刷新“スーパードライ3.0”に沿ったものだったが、堀氏は夏の最盛期に向けて「冷え」体験の訴求を強化していくことや、「なぜ冷えるとおいしいのか」の裏付けを説明した。

アサヒビール株式会社 マーケティング本部 ビールマーケティング部 スーパードライ ブランドマネージャー 堀謙太氏に話を聞いた。堀氏は日本ソムリエ協会のソムリエ資格の所持者でもある

「日本の夏は、キンキンDRYがうまくする」。冷え体験の拠点は3万店を突破

 アサヒビールは「日本の夏は、キンキンDRYがうまくする」というテーマを掲げ、キンキンに冷えたスーパードライの飲用体験の創出を図っている。ジョッキやグラスを冷やしてビールを4℃未満で提供する「スーパーコールド」認定店をはじめ、-2℃から0℃未満で提供する「スーパードライ エクストラコールド」設置店、キンキンタンブラー取扱店など、「冷え」にこだわった体験ができる拠点は全国で3万店を突破した。飲食店でのスーパードライの年間消費量は約6億杯(アサヒビール調べ・400mL換算)にのぼるといい、客との重要な接点となっている。

 アサヒビールの調査では、生ビールに期待することの1位は「よく冷えている」(58.1%)で、2位以下の「泡立ち」(35.8%)や「鮮度」(35.0%)を大きく引き離している。自宅での飲用・外飲みを問わず約9割が「冷え」を重視しているといい、「冷え」はビールに最も期待される価値となっている。

なぜ冷えるとおいしいのか。「辛口」がより冴える理屈

 スーパードライの「辛口」は、「飲んだ瞬間の飲みごたえ」と「瞬時に感じるキレのよさ」で定義される。飲んだ瞬間に味・香り・炭酸刺激が一気にピークへ到達し、そこから素早く消えていく。この落差がキレであり、食材のおいしさを引き立て、さまざまな料理とのペアリングを楽しめる理由だとしている。

 そして冷やすことで、この辛口のうまさがより冴えるという。効果の1つ目は味わい。低温により炭酸がよく溶けて喉に感じる炭酸刺激が増すため飲みごたえが向上し、苦味が抑えられて後味がよりスッキリすることでキレのよさも増す。アサヒビールの専門パネリストが8℃・5℃・-2℃のビールを比較した嗜好調査の解析データでは、温度が下がるほど炭酸感と後味のスッキリさが向上し、苦味が抑えられた。

 効果の2つ目は泡。冷やすことで、グラスに注いだ際の泡がよりきめ細かくなり、密度が高まる。泡の平均粒子径は8℃の138μm(マイクロメートル)から-2℃では60μmと57%小さくなり、1cm2あたりの泡の数は約2万個から約5万個に増えるという。

 堀氏は、こうした理屈の裏付けも大事にしつつ、やはり実際に「BEER DINER SUPER DRY TOKYO」を含むスーパードライを導入した飲食店や家庭で冷え体験に触れて、冷えたスーパードライのおいしさを再認識してもらいたいと語った。

 その冷え体験の1つが、味覚だけでなく視覚や触覚からも「冷え」を感じられるアイテムだ。飲食店向けなどに用意されているスーパードライのタンブラーは「示温インキ採用キンキンタンブラー」へ順次切り替わる。記者も近所の居酒屋で旧タンブラーにはよく触れていてなじみ深いが、新タンブラーはそれよりもスリムになり、示温インキの仕掛けで視覚的にも冷えを感じられて楽しい。

「示温インキ採用キンキンタンブラー」とアサヒスーパードライ。右の青いラインが見えるものが冷えた状態を示している

 家庭では、飲用前に冷凍庫で3分間冷やす「仕上げに3分冷凍庫DRY」を提案する。アサヒビールの測定では、冷蔵庫で冷やした4.0℃の350mL缶を家庭用冷凍庫に入れると3分で3.2℃まで下がり、「スーパーコールド」認定店と同じ4℃未満の「キンキンDRY」が完成する。家庭の冷蔵庫では味わえない、さらに冴えた「キレ」と「飲みごたえ」を楽しめるとしており、広告キャラクターである俳優の阿部寛さんを起用したWebCMや店頭販促物を通じて訴求していく。なお、冷凍庫には20分以上入れないよう呼びかけている。

8月から“スーパードライ3.0”へ。1987年の発売以来2度目の中味刷新

 スーパードライは2025年から、キンキンに冷やすことで“辛口のうまさ”が引き立つことを訴求しており、5月29日にはブランドの中味・パッケージ・コミュニケーションを刷新する“スーパードライ3.0”を発表している。「アサヒスーパードライ」「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」は8月上旬以降の製造分から順次切り替え、「アサヒスーパードライ ドライクリスタル」は10月6日に発売する。

 中味の刷新は1987年の発売以来2度目。麦芽使用比率を高めることで麦芽由来の味わいが増し、飲んだ瞬間の飲みごたえを向上させたほか、醸造工程で煮沸直後に投入するホップ品種の配合を見直すことで、ホップ由来の香りを引き出し、後味のキレをより感じられる味わいを実現したという。2026年10月には酒税改正でビール類の税率が統一され、ビールへの関心が一層高まることが見込まれるなか、“新 辛口×冷え”を掲げてビール市場の流れを変えるとしている。

キンキンに冷えたスーパードライを「BEER DINER SUPER DRY TOKYO」で堪能

 説明会のあとは、よく冷えたスーパードライを試飲した。きめ細やかな泡、そして雑味を感じることなくストレートに伝わるおいしさと喉ごしのよさで、スーパードライのおいしさを再確認できた。

よく冷えたビールは泡もきめ細やかになる

 会場となった「BEER DINER SUPER DRY TOKYO」は、2026年3月にオープンしたブランド常設型コンセプトショップで、これまでに2万人が来店。温度管理、品質、注ぎ方のすべてにこだわったスーパードライを提供しており、5月29日からはカップの底から渦を巻いてビールを注出する「トルネード・ディスペンサー」を導入し、「スーパードライ エクストラコールド」を提供している。

BEER DINER SUPER DRY TOKYO(ビアダイナー スーパードライ トウキョウ)

所在地: 東京都墨田区吾妻橋1-23-36 アサヒグループアネックス棟
営業時間: 11時30分~22時(ラストオーダー フード21時30分/ドリンク 21時45分)
定休日: 年末年始、施設休館日
収容人数: 1階「STAND&BURGER」25名程度、2階「RESTAURANT」55名程度