ニュース

トルコ大使館監修の「コーヒー占い」でネスレが「大人のご褒美」をアピール

2021年11月16日 発表

駐日トルコ共和国大使館 一等参事官のエメル・デリノズ・テキン氏(左)とネスレ日本 飲料事業本部 ソリュブルシステム&ホワイトカップビジネス部 部長の出牛誠氏(右)

 ネスレ日本は11月16日、トルコのコーヒー占いが楽しめるデジタルコンテンツ「ネスカフェ ゴールドブレンド 大人のご褒美 コーヒー占い」の提供を開始した。

 トルコのコーヒー文化は16世紀中頃のオスマン帝国時代から続き、飲み終わったカップにソーサーをかぶせて裏返し、カップの底に残った粉の模様で運勢を占うコーヒー占いが街角などで楽しまれてきた。こうしたトルコのコーヒー文化はユネスコの世界無形文化遺産としても登録されている。

 今回提供されるコンテンツは、トルコ共和国大使館監修の下、Webブラウザ上で簡単にコーヒー占いを体験できるようにしたもの。

 トルコの伝統衣装を着たネスカフェのオリジナルキャラクター「ふわくん」が登場し、「ネスカフェ ゴールドブレンド 大人のご褒美 ヘーゼルナッツプラリネラテ」を使用してコーヒーを淹れ、約3秒間、願い事を思い浮かべながら画面上でカップをまぜる動作をすると、コーヒーが泡立つ。

ネスカフェ ゴールドブレンド 大人のご褒美 コーヒー占い

 混ぜるスピードや混ぜ方によって模様が変わり、全25種類の模様から「ふわくん」が今日の運勢を占ってくれる。結果の表示画面には、トルコのことわざや絶景の写真なども表示される。

 11月16日~11月30日には、占いの結果をTwitterでシェアすると、抽選で1名に東京~イスタンブール間の往復航空券をプレゼントするキャンペーンも実施される。このほか、トルコタイル柄コースター(特別な模様が出た人、先着100名)や、トルコ絨毯柄ポーチ(抽選で50名)といった賞品も用意されている。

「ネスカフェ ゴールドブレンド 大人のご褒美」シリーズとTwitterキャンペーンでプレゼントされる賞品

 今回の発表にあわせ、トルコ共和国大使館で発表会が開催され、一等参事官のエメル・デリノズ・テキン氏は冒頭の挨拶で「心が本当にもとめているのは、実はコーヒーではカフェでもなく、おしゃべり。ただ、コーヒーはその格好の口実である」「愛する人の手からなら、苦いコーヒーですら飲む」といったコーヒーにまつわる慣用句を紹介しながらトルコのコーヒー文化に触れ、今回のネスレ日本とのコラボレーションを歓迎する意向を示した。

 続いて文化広報参事官室 秘書の大森正光氏が、トルココーヒーの特徴を解説。2013年に「トルココーヒーの文化と伝統」が和食とともにユネスコの世界無形文化遺産に登録されたという日本との縁を紹介した上で、粉状に挽いたコーヒー豆をジェズヴェと呼ばれる長い取っ手付きの小鍋で水と一緒に煮出し、フィルターを通さずに上澄みを飲むという独特の飲み方や、トルコの人々の生活の中にいかに溶け込んでいるかを説明した。

駐日トルコ共和国大使館 文化広報参事官室 秘書の大森正光氏

 その後、ネスレ日本 飲料事業本部 ソリュブルシステム&ホワイトカップビジネス部 部長の出牛誠氏が登壇し、今回の企画の題材となっているスティックタイプのコーヒー「ネスカフェ ゴールドブレンド 大人のご褒美」の直近の動向や、コラボレーションの背景などを説明した。

 出牛氏によれば、スティックタイプの商品の市場規模は10年で約1.6倍に成長している。コロナ禍においては、在宅時間の増加や手軽さも手伝って人気となっており、昨年秋に“頑張った自分へのご褒美”をコンセプトにした「大人のご褒美」シリーズを発売するに至ったという。直近では9月に「ヘーゼルナッツプラリネラテ」と「アールグレイミルクティー」の2商品をラインアップに追加している。

 トルコ共和国大使館とのコラボについては、リラックスタイムにコーヒーを楽しむというトルコのコーヒー文化やコーヒー占いのような息抜きが「大人のご褒美」の商品コンセプトに相通ずるものがあり、そうしたひとときを届けたいと考え、今回の企画を実施することにしたとしている。

 発表会の中では、出牛氏が飲み終えたトルココーヒーのカップをテキン氏が見て占う場面もあり、カップに魚のような模様が現れていたことから、テキン氏は「魚はご縁や豊かさを象徴する。大きな儲けという意味にもなります」と述べて会場の笑いを誘った上で、「今回の商品の成功を心より祈っております」とエールを送った。