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ネスレとスタバが推奨、「急冷式」ドリップでアイスコーヒーが格段においしく

2022年5月18日 実施

ネスレ日本 飲料事業本部 マーケティングスペシャリストの常盤馨氏(左)とスターバックス・トレーディング ブランド マネージャーの安藤真由美氏(右)

 ネスレ日本は5月18日、同社が販売する「スターバックス アイスコーヒーブレンド」をおいしく飲む方法を紹介する報道関係者向けの体験会を都内で開催した。

 ネスレとスターバックスは、2018年8月に世界規模でコーヒーの製造・販売で提携関係にあり、2019年4月から国内においてもネスレ日本がスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどでスターバックスブランドを冠した家庭用商品を販売している。

「スターバックス アイスコーヒーブレンド」は、3月~8月末の期間限定フレーバーとして販売される商品群となっており、豆・粉・オリガミの3タイプの商品が販売されている。

スターバックス アイスコーヒーブレンド

 ネスレ日本 飲料事業本部 マーケティングスペシャリストの常盤馨氏によれば、同商品はスターバックスがアイスコーヒーのために作った特別なブレンドとなっており、いれ方を一工夫するだけで格段においしくなるという。

 続いて登壇したスターバックス・トレーディング ブランド マネージャーの安藤真由美氏は、そのおいしくなるいれ方「急冷式」ドリップをレクチャー。同氏によれば、アイスコーヒーは、大きめのボトルに作り置きされたものを飲んでいる家庭が多いが、時間の経過とともに香りが飛び、酸化が進むこともあり、豆本来の風味が失われてしまうことに繋がってしまう。これに対し、両社が提案する「急冷式」のドリップでは、豆の魅力を最大限に引き出せるという。

急冷式を実演する安藤氏

 と言っても、手順はさほど複雑ではなく、耐熱性のグラスに氷を入れ、その上で通常のホットコーヒー同様にドリップするだけ。安藤氏によれば、最初にお湯を粉全体にかけて20秒ほど蒸らす工程はホットでもアイスでも重要。その後は、氷が溶けて薄まるため、ホットの倍の濃さを狙い、いつもよりゆっくりとお湯を注ぐことで、理想の味わいに近づけられるとのこと。

氷をいれたグラスの上にドリッパーをのせる
最初に20秒ほど蒸らすことが重要
氷で薄まることを想定し、普段よりゆっくりとお湯を注ぐ

 もちろん、この急冷式はアイスコーヒーブレンド以外のブレンドでも応用は可能で、安藤氏は「家庭でアイスコーヒーをドリップする際には、ぜひ試してみてほしい。グラスを揺すると鳴るカランカランという音も涼しげで、夏ならではの楽しみ方。グラスを揺すって音を出すことで濃度を均一にする効果もある」と語る。

スターバックス アイスコーヒーブレンドの楽しみ方を紹介する動画

 今回の体験会では、実際に急冷式でいれたものと、作り置きしていたものを飲み比べられる機会も用意されていたが、たしかに急冷式の方が香りが引き立ち、安藤氏がナッツのような風味やシトラスのような後味と表現する風味を豊かに感じることができた。

 同氏によれば、アーモンドのクッキーやフロランタンなどと合わせるとナッツの風味が引き立ち、シトラス風味のゼリーやムースケーキなどと合わせると後味のキレが増すという。また、シロップを足してオレンジのスライスを入れたり、ミルクやシロップを入れ、ミントをトッピングするといったアレンジもオススメとのこと。

アレンジのアイデア

 5月16日には冷たい飲み物を入れると色が変わる「カラーチェンジング リユーザブル コールド カップ」付きのパッケージも販売されている。

「カラーチェンジング リユーザブル コールド カップ」。左が冷たい飲み物を入れて色が変わった状態