ニュース

山﨑賢人/上白石萌音/オズワルドが「サントリー生ビール」で「全員優勝」

サントリーが「これからの時代のビール」を徹底的に追求

2023年4月4日 発売

「今日を生きたら全員優勝」の「サントリー生ビール」発売

 サントリーは、ライフスタイルや価値観が変化する中、徹底的にユーザー調査や飲用実態を追求して開発した「サントリー生ビール」を4月4日に発売する。アルコール度数は5%で、価格は350mLで200円前後(参考価格)。500mL缶も展開する。

「パーフェクトサントリービール」と同じ価格帯で、多くの人に手に取ってもらいたいとしている。

 飲み始めから飲み終わりまで美味しいビールを目指し、“グッとくる飲みごたえと、かつてない飲みやすさ”を両立。トリプルデコクション製法を採用し、麦芽やコーングリッツの素材の特徴を最大限に引き出した。

「サントリー生ビール」350/500mL缶

 3月28日に開かれた発表会では、「サントリー生ビール」の新CMに出演する山﨑賢人さん、上白石萌音さん、オズワルドの2人(畠中悠さん、伊藤俊介さん)が登場。

 新CMは、インテリアデザイナーの山﨑さん、定食屋で働く上白石さん、運送業者のオズワルド、ルパンを追いかける銭形警部、それぞれの等身大の日常が生き生きと描かれつつ、同じ町で生きる別のキャストたちが少しずつ関わり合いながら、一つの物語を紡いでいく。

 山﨑さんは「ビールのCMに出るのが夢だった」という。上白石さんは「ビールの美味しさを教えてくれたのは父。25歳になってやっとCMに出られた」とあいさつした。

俳優の山﨑賢人さん
女優の上白石萌音さん
オズワルド 畠中悠さん、伊藤俊介さん

 これから新生活を迎える人々に向けて、山﨑さんは「新生活で不安があっても、自分らしくワクワクしながら挑んでいってほしい。1日の終わりに『サントリー生ビール』を飲んでほしい」とコメント。

「汗をかけばかくほど、サントリー生ビールはうまい!」と山﨑さん

 上白石さんは、「いろんな日があると思うが、1日の終わりには自分だけでも自分のことを褒めちぎってあげてほしい。どんなに不甲斐なくても、情けなくても、寝る前だけは『今日も本当に頑張った、偉い!』と自分に言ってあげてから寝て、自分の一番の見方でいてほしい」とエールを送った。

「サントリー生ビール」を試飲し、「五臓六腑に染み渡る」と上白石さん

 オズワルドの畠中さんは、「新生活で不安があったりすると思うが、生きてると全部何とかなるので大丈夫です」とコメント。

 伊藤さんは、「4月、5月くらいで多少うまくいかなくても、来年の1月くらいに1年どうだったかといったジャッジができるように頑張ってほしい」と語った。

オズワルド

 全員が人生の主役で、それぞれいろんな道でがんばっている。「全員優勝」で、明日からもがんばろう、と思えるビールとなっている。

「これからの時代のビール」を徹底的に追求

サントリー株式会社 ビールカンパニー マーケティング本部 竹内彩恵子氏

 サントリー ビールカンパニー マーケティング本部の竹内彩恵子氏は、「量と質ともに、お客さまと徹底的に向き合い、1万人のビールユーザーの声やこれまで聞いたことのない声まで汲み取って調査した」と開発背景を述べた。

 リアルで幅広い声、無意識に近いふとした一言、飾らないリアルな声をとらえるため、大学のゼミに週1回1年間通い続けたり、ビールがどのような存在なのかを知るため町工場へ足を運んだり、ビール愛好家に話を聞くなど、これまでやらなかったような調査をしたとのこと。

 ビールに求められるものを徹底的に追求し、「飲み始めから飲み終わりまでずっと美味しい」「これからの時代のビールは、1日の終わりに今日の自分を全肯定してくれる存在で、明日へ進む力をくれる」を実現した商品を開発した。

「飲み始めから飲み終わりまでずっと美味しい」を目指した

サントリー株式会社 ビールカンパニー 商品開発研究部 水口伊玖磨氏

「日々、飲むビールだからこそ、その瞬間をとびきりのひとときにしてもらいたい。ビールの魅力をもっと引き出し、お客さまの喜び、幸せにつなげたい」とのビール作りの想いを語る、サントリー ビールカンパニー 商品開発研究部の水口伊玖磨氏。

「飲み始めから飲み終わりまでずっと美味しい」を目指し、グッとくる飲みごたえと、かつてない飲みやすさを実現した。

 5年間で300回以上の試験醸造評価を行ない、たどり着いたのはトリプルデコクション製法。デコクションとは、仕込釜で原料を煮出し、濃厚で芳ばしい麦汁を抽出する製法。

「生ビールの製造技術を半世紀以上磨き続けてきたサントリーだからこそ実現できた」と述べた。

ビール市場の真の活性化のために、今一度ビールの魅力を届ける

サントリー株式会社 取締役常務執行役員 ビールカンパニー社長 西田英一郎氏

「昨今の酒離れ、ビール離れに対して、再びビール市場が活況となるような、さまざまな新しいチャレンジをしていきたいという志のもと、新しいビールの提案をしてきた」とサントリー 取締役常務執行役員 ビールカンパニー社長の西田英一郎氏。

 2020年の酒税改正が1つの契機となり、ビールカテゴリーは伸長。今年10月に2回目となる酒税改正で「さらなる多い風が吹くのではないか」と見ていると説明。

 2021年には、糖質ゼロの機能系ビール「パーフェクトサントリービール」、2022年には新需要創造を狙った、炭酸で割る自由なビール「ビアボール」を発売した。ビール市場の活性化に取り組んできた中で、今回満を持して登場するのが、1番大きいボリュームゾーンである「スタンダードビールカテゴリー」の新商品。

 新商品「サントリー生ビール」は、「ビアボール」を開発したイノベーション部の第2弾のブランドとなる。「今までの固定概念や開発手法にとらわれず、積極的に新たな手法を取り入れてたどり着いた」と語った。

 ビール市場の真の活性化のために、「今ビールを飲んでいる人はもちろん、今まであまりビールを飲んでこなかった人、飲まない人、さまざまな人に今一度ビールの魅力を伝えて、振り向いてもらえるようなチャレンジが必要と考えている」と結んだ。

 販売目標は2023年4月~12月に300万ケース。中期的には、サントリービールの主力商品として、1000万ケースまで拡大して、スタンダードビールとしての定番ブランド化を図っていきたいとしている。