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三國清三シェフがノルウェー産シーフードをアピール

ノルウェーサバのムニエール、トマトコンフィとイタリアンパセリ添え、アンチョビバターソースあえ

 ノルウェー大使館 水産部は2月15日、ノルウェー産のシーフードの魅力を伝えるディナー会をフレンチの巨匠として知られる三國清三シェフがプロデュースする「レストラン ラー・エ・ミクニ」で開催した。

 三國氏は昨年、ノルウェーシーフードアンバサダーに就任し、サーモンやサバといったノルウェー産のシーフードの魅力を伝える活動を行なっている。同氏が考案した家庭でも簡単に調理できるレシピも公開されている。

 今回のディナーでは、水産参事官のヨハン・クアルハイム氏がノルウェー産のシーフードの特徴を紹介。ノルウェーは年間300万トンを世界153か国に販売する世界第1位の水産物純輸出国で、日本は同国にとって9番目に大きな市場に位置づけられている。

ノルウェー大使館 水産部 水産参事官のヨハン・クアルハイム氏
駐日ノルウェー大使のクリスティン・イグルム氏も駆けつけた

 中でもサバは日本が最大の消費国となっているが、同氏によれば、かつてニシンを乱獲する過ちを犯したことへの反省から、年間の漁獲量をコントロールしながらサステナブルな漁業に取り組んでいる。

 補助金もなく、船ごとに漁獲枠が定められているが、最先端のテクノロジーを活用することで高効率化を実現したことで、現地では漁業が高収入な業界になっており、若い世代の就業も増えているという。

 サバと並んで日本で支持されているのがサーモン。こちらでも寄生虫をレーザーで除去するなど、最新のテクノロジーを活用し、生でも安心して食べられる品質を確保しているとのことだ。

 三國氏は、こうしたサバやサーモンを使って用意した特別なメニューを紹介。昨年、実際に現地の漁場や加工場を訪れ、感銘を受けたと語る。一方で、現在の日本の漁業の将来について「このまま定置網だなんだとやっていたら、10年後、お寿司屋さんに国産の魚が無くなってしまう」と危惧する。

三國清三氏

 同氏は、現地で導入されている機材の多くは日本製のもので、魚の育て方も日本から学んだものだと指摘した上で、日本の漁業もノルウェーの取り組みを学ぶべきだと熱く語っていた。

ノルウェーサーモンのミキュイ、塩こんぶのパウダー味、三種のガルニチュール
甘えびカレー
ノルウェー産ブランチーズ“イェトスト”のクレームダンジュ