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ヴーヴ・クリコ、ヴィンテージシャンパーニュ「ラ・グランダム 2018」発売。当たり年のピノ・ノワールを90%使用

パリのイベントには小林寛司シェフや雨宮塔子さんが参加

2025年4月 順次発売
ヴーヴ・クリコ「ラ・グランダム 2018」

 MHD モエ ヘネシー ディアジオは、ヴーヴ・クリコのシャンパーニュ「ラ・グランダム」の2018年ヴィンテージを4月から順次発売する。パリで行なわれたイベントには、小林寛司シェフや雨宮塔子さんが参加した。

 卓越した品質のピノ・ノワールが収穫された年にのみ造られるラ・グランダムは、シャンパーニュ地方の偉大なる女性と称されるマダム・クリコへのオマージュを込めた特別なキュヴェとして知られており、1972年の初代ラ・グランダムから数えて2018年は25番目のヴィンテージとなる。

ヴーヴ・クリコ「ラ・グランダム 2018」

価格: 2万9370円前後(ギフトボックス付き)
容量: 750mL
ブレンド: ピノ・ノワール90%、シャルドネ10%
熟成ポテンシャル: 15年以上
テイスティングノート:
[色]透明感のある黄金色
[香り]シトラス(レモン、ライム、柚子)、爽やかなスイカズラを思わせるフローラルさをともない、洋ナシ、リンゴ、白桃のフルーティーなニュアンスにアーモンドとイチジクのほのかなタッチが加わる
[味わい]柑橘のさわやかさと繊細な塩味が際立ち、ジンジャーやリコリス、白コショウのスパイスのニュアンスが長い余韻を演出する

対照的な気候が生んだ完璧なバランスの2018年

 2018年は、雨の多い冬と、暑く日照豊かな夏が長く続く対象的な天候が特徴的な年で、過去にも類をみない理想的な熟成を遂げたピノ・ノワールが収穫された。ヴーヴ・クリコのセラーマスター、ディディエ・マリオッティ氏率いるチームは、ヴィンテージの特徴を最大限に生かし、フレッシュさと芳醇さ、熟度とエレガンスの絶妙なバランスを実現した。

ヴィンテージ認定のピノ・ノワールを90%使用した「ラ・グランダム 2018年」

サスティナビリティを追求した新パッケージ

 ラ・グランダム 2018の発売にともないパッケージも変更した。環境に配慮した素材を使用しており、ギフトボックスは100%リサイクル可能で、バージンプラスチックは用いていない。外紙はCO2吸収力の高い麻を60%、綿とFSC認証の木材繊維を40%使用している。また、リボンには名前やメッセージを入れることもできる。

環境に配慮した新しいパッケージ

ローンチイベントには小林寛司シェフと雨宮塔子さんが参加

 4月3日にパリで開催されたグローバルローンチイベントでは、世界各国から11人のシェフが集まり、6つのテーマで「ラ・グランダム2018」と料理とのペアリングを披露した。日本からは和歌山県にあるミシュラン二つ星掲載店「villa aida(ヴィラ アイーダ)」の小林寛司シェフが腕を振るったほか、ゲストには雨宮塔子さんも参加した。

日本からは小林寛司シェフが参加

雨宮塔子さんコメント

 ローンチイベントは、「ラ・グランダム 2018」と、国籍さまざまなシェフ11人それぞれが「ラ・グランダム 2018」をイメージして創作したお料理のマッチングを楽しむという、とてもリュクスで、多様性や地産を重視した今の時代の流れを汲んだ素敵なイベントでした。「ラ・グランダム 2018」は、柚子や洋梨、白桃、ジンジャーにイチジクといった、私が大好きなフレーバーのニュアンスに、ほのかな焼き菓子のアロマも漂い、かなり好みのテイストでした。ほかのシャンパンとは違い、フェミニンで華やかな風味なため、軽めのお食事にも合うと思います。シェフそれぞれが丹念に「ラ・グランダム 2018」を研究されたのがうかがえました。ただマッチングしているだけでなく、食材選びやソースなどの色まで洗練されたお料理でした。日本に帰ったら、何か仕事で成果を出した時など、自分を褒めてあげたい時や女子会で「ラ・グランダム 2018」を飲みたいです。

ゲスト参加の雨宮塔子さん
ラ・グランダム 2018と料理のペアリング

小林寛司シェフコメント

 各国から11名のシェフが集まり、6つのテーマでペアリングを考えるという難しい構成でしたが、ほかのシェフとの交流や料理を楽しむことができました。今回一緒に一皿目を担当したDomingoシェフとは、前回の「ラ・グランダム 2015」のパリでのイベントで初めて出会い意気投合しました。今回のイベントでは、食材が重複しないようお互い配慮のうえ、事前に打合せを行なうことで同じテーマでもお互いの個性を生かした料理を完成させることができました。

「ラ・グランダム 2018」は繊細で華やか、そしてその味わいからヴーヴ・クリコのワイン醸造の歴史を感じました。そんな「ピノ・ノワールの芸術」を黒くて冷たいもので表現するために「Black Minerals」というタイトルで、牡蠣を使った料理を考案しました。色の表現がとても難しかったものの、テーマを考慮しながらも味わいや食感にこだわりつつ、「ラ・グランダム 2018」がもつ繊細な泡立ちとうまく調和するように全体を仕上げました。もし、自分で「ラ・グランダム 2018」を楽しむとしたら、とても華やかな気持ちにしてくれるシャンパーニュなので、友人や家族仲間と楽しみたいですね。

ヴーヴ・クリコのブドウ畑