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サントリー、グランフロント大阪に「山崎」の魅力を伝える体験型施設

2025年5月30日~
THE YAMAZAKI DISTILLERY EXPERIENCEのシアタールーム

 サントリーは5月30日、グランフロント大阪 北館2Fにある「SUNTORY WHISKY HOUSE」において、シングルモルトウイスキーの「山崎」ブランドの魅力を感じられる体験型コンテンツ「THE YAMAZAKI DISTILLERY EXPERIENCE」の提供を開始する。

 施設内に新設されたシアターでは、6.3×2.7mのスクリーンに映し出される映像を鑑賞。“ものづくりとものがたり”をテーマに制作された約11分間の映像で、山崎蒸溜所でウイスキーが生み出される様子を体験できる。

 シアター内の椅子は、ウイスキーの熟成に使用された樽を再利用した「バレル ウイスキーチェア」。ちなみに、この椅子は入口の展示エリア「WHISKY GALLERY」で販売されており、価格は31万9000円となっている。

ウイスキーの熟成に使用された樽を再利用した「バレル ウイスキーチェア」

 映像体験を終えると、奥にある「WHISKEY BOTTLE BAR」に移動し、スタッフによる説明を聞きながら「山崎12年」のテイスティングタイムだ。ブレンダーが利用するテイスティング用のグラスを用いながら、オリジナルチョコレートとともにその味わいの奥深さを体感できる。

WHISKEY BOTTLE BAR

 スピリッツ本部 ウイスキー部 課長の西原幸司氏によれば、同社として蒸溜所以外でこうしたイマーシブ体験施設を開設するのは初めてのこと。蒸溜所見学でも見ることのできない蒸溜釜の中の様子をCGで表現するなど、手の込んだ映像が制作されている。

スピリッツ本部 ウイスキー部 課長の西原幸司氏

 それでも蒸溜釜が発する熱や熟成中のウイスキーの香りなどは蒸溜所見学でしか体感できないため、西原氏は同施設での体験をきっかけに蒸溜所の見学にも足を運んでほしいとしている。

 開催時間は、11時30分~、12時~、13時30分~、14時~、14時30分~、15時~の1日6回。所要時間は約30分で、定員は9名。参加費は3000円となっている。SUNTORY WHISKY HOUSEのWebサイトで予約を受け付けている。