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星のや沖縄、医食同源×沖縄フルーツのイタリアンディナー「琉球ガストロノミア」夏メニュー

2025年8月31日まで提供
星野リゾート 星のや沖縄「琉球ガストロノミア~Bellezza~」

 星野リゾート 星のや沖縄は、パイナップルやパッションフルーツなど夏のフルーツの恵みをテーマに美に導く「琉球ガストロノミア~Bellezza~」夏メニューを10月31日まで提供している。

星のや沖縄「琉球ガストロノミア~Bellezza~」

提供期間: 2025年7月1日~10月31日
対象: 宿泊客
料金: 1名2万4200円(税・サービス料込、宿泊費別)
予約: 公式サイトにて前日までに予約
※仕入れ状況により料理内容や食材が一部変更になる場合あり

沖縄特有の食材や料理文化をイタリア料理の技法で提供

 琉球王府の侍医頭によって編まれた沖縄唯一の本草書「御膳本草(ごぜんほんそう)」は、「バランスの取れた食事は薬になる」という「医食同源(クスイムン)」の教えとなり、今でも沖縄に広く息づいている。健康や長寿にも繋がるこの考えを星のや沖縄では、身体にとっての「美」と捉え、「Bellezza」(ベレッツァ=イタリア語で“美”)をディナーコースのコンセプトに掲げている。沖縄特有の食材や料理文化にイタリア料理の技法を組み合わせたコースは、ミネラルやビタミンなど素材の栄養素を副題にしたメニュー名を付けている。

沖縄唯一の本草書「御膳本草」
提供イメージ

「琉球ガストロノミア~Bellezza~」夏メニューの一例

 副題にファイバー(Fiber)をつけた冷前菜は、夏に旬を迎え甘みが増すパイナップルをガスパチョに仕立てたもの。パイナップルは食物繊維が豊富に含まれ、消化を助けるとともに、深い旨みが味わえる。

「Fiber パイナップルのガスパチョ」
「Amino acid パッションフルーツとシャコ貝のカッペリーニ」
「アカマチのヴァポーレ」
「田芋のニョッキ」

健康長寿を支える島の恵みを取り入れた肉料理

 古くから食用や薬用として親しまれ、島人の健康長寿を支えてきた命草(ヌチグサ)を牛肉と味わう「Nuchigusa 牛フィレ肉 命草のグレモラータ」。牛フィレ肉は、月桃の葉に包んで焼き上げてさわやかな香りをまとわせており、フーチバー(ニシヨモギ)や長命草、イーチョーバー(フェンネル)など、命草と呼ばれる沖縄のハーブを使ったソースで仕上げた。

「Nuchigusa 牛フィレ肉 命草のグレモラータ」

栄養価の高いマンゴーを使ったドルチェ

 ドルチェには免疫力を高めるβカロテンを豊富に含むマンゴーのテリーナ仕立てを提供。アイスクリームやソースにもマンゴーをふんだんに使った旬の味を堪能できる一皿で、仕上げにかけた島胡椒と呼ばれる「ピパーチ」とカルダモンのスパイシーな香りと味わいが、マンゴーの旨味を引き立てる。

「β-carotene マンゴーのテリーナ」

沖縄の食材と食文化取り入れたメニューを考案

 2021年に星のや沖縄の総料理長に就任した政井茂氏は、素材の持つ可能性を最大限に引き出す調理法を見極め「この土地ならではの食材との出会い」を大切にしている。また、特有の食文化にも見識を広げ、新たな料理を日々探究している。

星のや沖縄 総料理長 政井茂氏

料理を際立たせる器にもこだわる

 畑作業に活用される民具「バーキ」を器として、繊細なフォルムが美しい沖縄特有の籠は採れたての野菜をのせるのに活用している。また、沖縄の焼き物「やちむん」はシェフ自ら作品をセレクトしたもので、沖縄風土を語る作品がダイニングを上品に演出する。

沖縄の民具で提供する「クスイムン」

料理を引き立たせるダイニングの建築設計

 ダイニングは、高さ5mの天井が生み出す開放的な空間が広がり、海と白い砂浜を連想させる青と白を基調とした内装に仕上げてある。海のすぐ側にありながらも窓をすべてオープンにはせず、海の存在を感じながらもテーブルの上に意識を向けるようにしている。

豊かな海を感じるダイニング

星野リゾート 星のや沖縄

所在地: 沖縄県中頭郡読谷村儀間474
チェックイン/チェックアウト: 15時/12時
客室数: 100室
アクセス: 那覇空港からクルマで約1時間、空港リムジンバスあり(有料)
料金: 1泊1名1万7820円から
Webサイト: 星野リゾート 星のや沖縄

星野リゾート 星のや沖縄
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