おいしさの秘密と私のこだわり
オレンジワイン×ロゼワインの「ロゾランジュ」
2025年4月12日 12:00
ワインとお酒の専門商社「モトックス(Mottox)」は、オレンジワインとロゼワインのハイブリッドな「ロゾランジュ」のプロモーションを強化している。今回はマーケティング部の竹下広樹氏に開発の背景やこだわりのポイントを伺った。
Domaines Paul Mas「ロゾランジュ」(モトックス)
価格: 2200円前後
Webサイト: Domaines Paul Mas「ロゾランジュ」(モトックス)
――商品開発の経緯を教えてください。
竹下氏:「凄く面白いワインをつくったから飲んでくれ」ワイナリー訪問時にオーナーのジャン・クロード・マス氏からグラスを差し出されました。「ロゼ×オレンジ」という今まで聞いたことがなかった新しいジャンル。恐る恐るテイスティングすると、素晴らしい品質でした。ぜひ日本で紹介したいと満場一致の採用でした。
――どんな特徴があるのでしょうか。
竹下氏:ロゾランジュという名は、ロゼ×オランジュに由来します。オレンジワインの旨味やビターなニュアンスと、ロゼワインのフルーティさを併せ持っています。オレンジワインはトレンドではありますが、“苦さ”が際立つため好き嫌いが分かれがち。一方でロゾランジュは、苦さが軽減されフルーティさが付与されているので非常に飲み心地がよいのが特徴です。
――こだわりのポイントは?
竹下氏:非常にクリエティブで複雑な工程でつくられています。白ブドウを6~8日間のマセレーション(Maceration:果皮・種子を果汁に漬け込む)後に2/3まで醗酵。そしてロゼと混ぜ合わせ残りの醗酵を行ないます。つまり、文字どおりロゼワインとオレンジワインを掛け合わせて造られたワインです。新しい挑戦というだけでなく、品質の安定感をもつのが、さすがポール・マス!ですね。
――どんな人に飲んでもらいたいですか?
竹下氏:料理とともに楽しんでいただきたいです。ロゼとオレンジワインはいずれも料理と合わせやすいカテゴリー。ロゾランジュはロゼワインのように魚介との相性もよいですし、オレンジワインのような苦み成分や旨味は日本食との相性を考えるうえでも欠かせない要素です。幅広いペアリング・ポテンシャルはダイニングシーンの強い味方となります。
――ありがとうございました。