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日本最古のビヤホール「銀座ライオンビル」登録有形文化財(建造物)に登録

2022年3月7日 発表

「銀座ライオンビル」1階の現在(左)と竣工当時(右)

 サッポロホールディングスのグループ企業・サッポロライオンは、1934年(昭和9年)創建の「銀座ライオンビル」が2022年2月17日付で、国の登録有形文化財(建造物)として登録されたと発表した。

 1934年4月8日「大日本麦酒株式会社」の本社ビルとして竣工したビルの1階に、ビヤホールが開店。ビルとビヤホールの内装は、当時としては贅をつくし、工夫を凝らした造りとなっており、建築家など多くから絶大な賞賛を集めたという。

 戦時中空襲により多くのビヤホールは焼失、または疎開のため取り壊されたが、このビヤホールは空襲を免れ、1945年(昭和20年)9月11日から接収され進駐軍専用のビヤホールに。1952年(昭和27年)1月に接収は解除され、一般利用できるようになり、“日本最古のビヤホール”「ビヤホールライオン 銀座七丁目店」として現在に至る。

「銀座ライオンビル」6階の現在(左)と竣工当時(右)

ビヤホールライオン 銀座七丁目店

所在地: 東京都中央区銀座7-9-20
建物: 鉄筋コンクリート造 地下1階~地上6階
1階 ビヤホールライオン
2階 ビヤ&ワイングリル 銀座ライオン
3階 くつ炉ぎ・うま酒 かこいや
4階 和食・うま酒 入母屋
6階 銀座クラシックホール

ビヤホールライオン 銀座七丁目店 店内
店内正面の大型ガラスモザイク壁画
「豊穣と収穫」がコンセプト。「大麦」「葡萄の房」「ビールの泡」などをモチーフにしたデザインが施されている