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スシロー、黄皿の充実や黒皿の260円化を発表

値段を固定しない白皿も登場

2023年5月31日~

 スシローは5月29日、メディア向け商品戦略説明会を開催し、代表取締役社長の新居耕平氏が31日から実施する新たな取り組みを説明した。

 同氏は、はじめにSNSの迷惑動画での反響について触れ、それでも店舗に訪れた利用客の感謝を述べた上で、外食産業だけでなく消費行動そのものに大きな影響が出ている価格高騰を受けて、「お客様の声をカタチに」というスローガンの下で新たな取り組みを展開することを表明した。

代表取締役社長の新居耕平氏

「デジタルスシローギフト」のサービス開始

 同社はこれまでにも、店舗ごとの品切れ情報の提供やミニしゃり、ミニパフェなど「お客様の声をカタチに」したサービスを提供してきた。今回も「家族や友人への贈り物として、スシローの食事券をプレゼントしたい」という声を取り入れ、6月1日よりLINEギフトとgifteeにて「デジタルスシローギフト」を開始する。

「デジタルスシローギフト」

黄皿のラインアップ充実化

 同社が提供するなかで最も低価格な黄皿(120~150円)の商品ラインアップの充実化を図る。定番のネタはそのままに、過去に提供していた「甘エビ」や「ミートボールマヨ軍艦」などを復活させることで6種類が増え、80種類以上の品揃えになるという。今後の展開として、「お客さまの声を取り入れて再販や復活を検討し、順次種類を増やしていく」としている。

定番の「まぐろ」や「えびアボカド」に加え復活するネタも

黒皿の価格を260円に変更

 今までお客さまから「手が出しづらい」などの声があった360円の「黒皿」を、新価格の260円~290円で販売する。「本鮪赤身」や「和牛さしとろポン酢ジュレ」といった厳選したすしネタや店内調理の商品などこだわりのネタを提供する。また、富山の名店のすし職人の協力で開発した「匠のすし技」から「匠の海鮮巻き重ね」「匠の胡麻タレ漬け真鯛ととろたく」を定番商品に追加する。

「黒皿」のネタ
「本鮪赤身」
「和牛さしとろポン酢ジュレ」
「匠の海鮮巻き重ね」
「匠の胡麻タレ漬け真鯛ととろたく」

 さらに、5月31日~6月11日の期間限定で「ダブル特ネタ中とろ」を発売する。いつもは1貫180円だが、2貫260円での提供となっており、お得に楽しめる商品だとしている。

「ダブル特ネタ中とろ」

値段を固定しない「白皿」の登場

 スシローブランド初の取り組みとなる“値段を固定しない皿”として、「白皿」が誕生する。黄皿(120~150円)以下や、黄皿と赤皿(180~210円)との間など、皿の色ごとの規定価格では難しかった商品を提供することが目的とされる。今回は5月31日~6月11日の期間限定で「カニ爪食べ比べ」「活〆穴子食べ比べ(天ぷら・焼き)」を各360円で発売する。