ニュース

「スシロー大創業祭」は休業日明けの5月12日から。草彅剛がメニューを試食

10月からは値上げも

2022年5月9日 発表

「スシロー大創業祭」などを発表

 スシローなどを展開するFOOD & LIFE COMPANIESはプレス向けに事業戦略発表会を開き、グループの今後の取り組みなどを説明した。

 旧名スシローグローバルホールディングスから2021年4月1日に社名変更したFOOD & LIFE COMPANIESは、現在、ブランドとしては回転寿司の「あきんどスシロー」、昨年傘下に収めた「京樽」と「回転寿司みさき」、寿司居酒屋の「杉玉」などを展開している。

 同社は先日、すでに2022年9月期の第2四半期決算を発表済みで、同社の水留浩一CEOは上期の業績について、「さまざまなコストインパクトがあるなかで営業利益6.8%、コロナ以前とほぼ等しくなっている。協力金などをもらいながらだが、堅調に乗り切った印象」と説明した。

22年9月期の業績予想

 また、同社は下期の業績予想について下方修正しており、その理由については、コスト上昇に加え、「お客さまの出足」と説明する。特に郊外店舗において、高齢層の出足が弱いこともあり、下半期は「お客さまが外で楽しく食事をしようと思っていただけるかが重要なポイント」とした。

 また、このほかに直面している問題としては、同社は7割くらいを海外からの輸入に依存しているが、中国のロックダウンによる工場や港湾機能の停止などもあり、原材料価格が上昇し、円安も影響している。さらに海外からの渡航が難しくなっていることから、インバウンド客が減っていることに加え、留学生の労働力も不足しているといった課題もあるという。

SDGs的な施作も実施

 FOOD & LIFE COMPANIESでは短期的な事業成長戦略だけでなく、社会課題への対応も行なっていく。

余った部材も有効活用する

 例えばフードロスについては、余った鯛のアラでスープをとってラーメンを作る、アジの骨を揚げて骨せんべいとして寿司居酒屋の杉玉で提供するといった取り組みをしているが、今後もこうした商品開発を進めるという。AIを使ったフードロス削減も開始していて、少しずつ成果がでているという。

 このほかにもプラスチックの使用量削減や店舗への太陽光発電パネル導入なども取り組んでいる。

ただ水産資源を買い付けるだけでなく、安定生産のための新会社も設立

 水産資源への取り組みも行なっていて、4月には熊本市の養殖事業者、拓洋とジョイントベンチャーのマリンバースを設立した。

 雇用環境の改善にも取り組んでいて、すでに学生に対する給付型の奨学金制度も設けていたり、高卒の新入社員も大卒と同じ初任給としたりしている。ちなみに4月よりあきんどスシローの社長となった新居耕平氏は、高校卒業後にアルバイトとして入社した高卒生え抜きだ。

全店休業日が設定される

 利用者にとって影響があることとしては、もともと年中無休だったスシローだが、現在は統一の全店休業日があり、2022年は5月10日と5月11日の2日間が一斉休業日となる。

海外ではアジア圏で展開中

 海外展開としては、2021年10月から3月までドバイ国際博覧会に出店してて、中東などハラル圏での店舗展開の知見も得られたという。直近では中国の深圳・成都で中国法人を設立したほか、寿司居酒屋の杉玉が香港へ出店することも決定している。

スシローは値上げを発表

 さらに10月1日からスシローがベースとなる価格を値上げすることを発表した。

 現在、基本となる黄色い皿は110円だが、これが120円となる。赤皿は165円から180円に、黒皿は330円から360円に値上げされる。

 また、現在でも一部の都心店舗では132円からとなっているが、こうした店舗別の価格も改定し、郊外型店舗で120円、準都市部の店舗で130円、都心の店舗では150円と変更していく予定だという。

冷凍の「茶きん鮨」も商品化

 このほかの取り組みとしては、2021年からグループ入りしている京樽の定番商品である「茶きん鮨」について、冷凍製品を開発中で、2022年中に生産体制や流通体制を整え、商品化するという。これは購入者が自宅で好きなタイミングで解凍して食べられる商品とのこと。発売時期は未定だが、店舗での持ち帰りとネット通販の形が検討されている。

5月12日からは毎年恒例の「スシロー創業祭」も開催

スシロー創業祭では水産業社や寿司職人と提携

 全店休業日明けの5月12日からは、毎年恒例のスシロー創業祭が実施される。今年は第一弾が「輝け、日本のうまい魚。」、第二弾が「輝け、日本のすごい技。」、第三弾が「輝け、子供達の笑顔。」と3つのテーマで提供される。

 5月12日から開始する第一弾では、日本のうまい魚として各地の養殖業者と提携した品が提供される。

第一弾のかんぱちとサーモンを使った商品

 鹿児島の小浜水産からは、同社独自のノウハウで通常の2倍ほどまで大きく育てられたアカバナと呼ばれるかんぱちを使った商品として、「アカバナとろかんぱち」(330円)、「アカバナかんぱち食べ比べ(生・漬け)」(165円)が提供される。

 青森のオカムラ食品工業からは、白神山地の湧水で稚魚を、塩の流れの速い津軽海峡で成魚を育てたサーモンを使った商品として、「ダブル大とろなまサーモン」(330円)と「ダブル生サーモン」(165円)が提供される。

活〆真鯛
真鯛の松皮仕立て

 熊本の拓洋と愛媛の宇佐水産からは、真鯛を使った商品が提供される。こちらは店舗エリアによって産地が異なる。商品としては、「活〆真鯛」(110円)、「漬けごま活〆真鯛」(110円)、「真鯛の松皮仕立て」(330円)がラインアップされる。

 このほかにも店舗のレーン専用商品として、アカバナかんぱちや生サーモンなどを使った「まぼろし海鮮ユッケ包み」(110円)などの商品も販売される。

しその実香る炙り鯖棒寿司
煮帆立の炙り仕立て
店内蒸しふわとろうなぎ

 第二弾は6月1日からで、こちらは「すごい技」がテーマということで、富山の寿司の名店「鮨し人」の木村氏と共同開発した商品が販売されるほか、地域ごとに「とろ」の特別商品も販売される。木村氏との共同開発商品は、「しその実香る炙り鯖棒寿司」(165円)、「煮帆立の炙り仕立て」(330円)、「店内蒸しふわとろうなぎ」(583円)の3商品。

第三弾は限定商品ではなく子供向けの割引サービス

 第三弾は6月15日~26日で、小学生以下の子供を対象とした割引サービスが提供される。期間中、1日1回限定だが、子供は1人あたり3皿まで、黄皿で3皿相当額が無料となる。

映画「サバカン SABAKAN」とのコラボメニューも

ゲストはステージ奥からスシロー店舗ごと登場した

 8月19日より公開される映画「サバカン SABAKAN」とのコラボも予定されていて、事業戦略説明会には同映画に出演する草彅剛氏、子役の番家一路氏と原田琥之佑氏もゲストとして参加し、スシローの新商品の試食なども行なった。

商品を試食するゲスト

 コラボ商品としては、同映画のタイトルにもなり、作中に登場する「鯖缶」を使った寿司が予定されている。

スシローについてコメントする草彅剛氏

 草彅剛氏は寿司のネタについて、「もともと鯖が好き。青魚で栄養があり、一目置いている」と語り、鯖缶に玉ねぎとマヨネーズを和える簡単レシピを説明しつつも、スシローではイカやタコをよく食べるとも。その一方で、「かんぱちを試食し、かんぱち担当になろうと思った。でも、(番家氏が試食担当だった)煮帆立も食べたかったので、また神楽坂のスシローに行きます。スシローはたくさんのメニューがあるけど、すぐにお腹いっぱいになるので何度でも通ってしまう」と、さまざまな寿司ネタに対する愛を語った。