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明治、カカオをテーマに一流シェフ8人と速水もこみち考案のディナー会

ホテルモントレ銀座で4月28日開催、30人限定

2024年3月28日 発表

8人のシェフユニット「CacaoismDiscoverers」が開発したカカオ使用メニュー

 明治は、8人に一流シェフがカカオを素材として使用したメニューを提供する30名限定のディナー会「CacaoismDiscoverers charity dinner」を4月28日にホテルモントレ銀座で開催する。料金は1人8万円だが、収益の一部はカカオ農家の支援に寄付される。

 同社では、「ひらけ、カカオ。」をスローガンとして掲げ、カカオの新たな価値創造に取り組んでいる。カカオ=チョコレート、甘いといったイメージが定着しているが、その殻を破ってマーケットを拡大していこうという取り組みとなる。

 今回企画されたディナーでは、南麻布「BCN groc」の山田チカラシェフを筆頭に、恵比寿「鮨屋小野」の小野淳平シェフ、恵比寿「賛否両論」の笠原将弘シェフ、銀座「ホテルモントレ銀座」の亀井真一郎シェフ、広尾「Melograno」の後藤祐司シェフ、代官山「ARMONICO」の佐々木泰広シェフ、南青山「慈華」の田村亮介シェフ、恵比寿「Bistro YEBISU」が平尾光司シェフがユニットを結成。4月28日にホテルモントレ銀座に集結する。

 ディナーでは、明治の「チョコレート効果95%/86%/72%」や、チョコレートに加工される前のカカオニブ、フルーツとしてのカカオの特徴が詰まったパルプ(果肉)ジュースを材料に使用。寿司、和食、フレンチ、イタリアン、中華、スペイン料理とジャンルの枠を飛び越え、各々の自由な発想で開発されたメニューが提供される。

 3月28日に開催された発表会には、8人のシェフからそれぞれ開発したメニューが紹介され、最後にデザートを担当するサプライズシェフとして速水もこみちが登場。速水が作るメニューについては公表されなかったが、すでにアイデアは固まっており、6品出すことを考えているという。

 カカオマーケティング部 CXSG長の木原純氏によれば、今回の企画はカカオの食としての可能性を追求し、料理への活用の幅を広げる狙いで実施する。グローバルカカオ事業本部長の萩原秀和氏は、日本人の年間のカカオの消費量は1人あたり2.2kgで、世界18位となっているが、新しい食べ方の提案を進めていくことでスペインと同水準の4kgまで増やしたいとしている。