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デニーズ、青木定治氏監修のデザートを5月21日から提供

2024年5月21日~7月上旬 期間限定

抹茶あずきとクランブルのデザート~自家製オレンジソース添え

 デニーズ(セブン&アイ・フードシステムズ)は、パティシエの青木定治氏監修の「抹茶あずきとクランブルのデザート~自家製オレンジソース添え」を5月21日~7月上旬の期間限定で販売する。価格は1694円。

 同社では、創業50周年を記念し、昨年から都内の著名シェフが監修したメニューシリーズを提供してきた。料理以外にデザートでも同様の取り組みを実施しようということで、今回はパリを拠点に活躍するパティシエの青木定治氏に監修を依頼した。

 メニューとしては、ヘーゼルナッツのクランブルの上にあずきを敷き、ホワイトチョコレートを加えた抹茶クリームを重ね、バニラアイスやチョコレートをトッピングしたものとなる。

 セブン&アイ・フードシステムズ 商品部副部長の友井勝彦氏によれば、青木氏のアドバイスにより、少し苦みのある「コンフィチュール オランジュ」を使った自家製ソースを添えることで、抹茶の風味を引き立てている。青木氏が軽井沢で作るコンフィチュールをベースにしているが、同メニューにあわせて細かく裁断したものが使用されているという。

セブン&アイ・フードシステムズ 商品部副部長の友井勝彦氏

 半年以上前からデザートでも著名なパティシエとタッグを組んだメニューの企画を検討してきたという友井氏は、「青木さんの名前だけでなく、日本の方の味覚に合った和の素材の魅力を引き出してデザートに仕立てることを目指した」と振り返りつつ、青木氏からもらった「このデザートを召し上がることで、今まで体験したことのない非日常感を体験していただきたい」というコメントを紹介していた。

 テーマとして抹茶を採用した背景としては、「季節や天候・気温によってお客さまの味覚が変わる。5月~6月はフルーツの端境期で引きの強いフルーツがとれないという課題もあり、今回は抹茶に着目した。インバウンドのお客さまの興味も向上しており、食べて飲んで体を綺麗にするという面があり、かつおいしい」と説明。

 これに加え、「デニーズではサンデー、パフェといったグラス入りのデザートが前面に出ているが、新たな挑戦として青木さんと組むことでデニーズの皿盛りデザートにもチャレンジしたい」として、皿盛りでの提供にこだわったという。デニーズではセントラルキッチンを設けておらず、同メニューも各店舗の厨房で一皿ずつ仕上げられる。

 友井氏は、これまでシェフ監修メニューを提供してきたことで、来店したいという利用者側の関心の高まりとともに、メニューの開発現場や店舗で調理や接客に携わるスタッフの一皿に対する向き合い方が変わってきたとして、今後も同社としてこうした取り組みを継続していく意向を示した。

 ちなみに、デニーズでは、ドリンクバーの導入に伴い、コーヒーのおかわり自由を取りやめていたが、一部の店舗においてこれを復活させる動きも出てきており、同社関係者はこのアメリカンコーヒーとの相性が抜群だとアピールしていた。

 なお、今回のメニューは、コンフィチュール オランジュ(オレンジソース)の納品数の制約から、全店舗で4万5619食という数量制限がある。気になる人は早めに食べに行こう。