ニュース

セブンカフェから「高級キリマンジャロブレンド」のアイスコーヒー登場

2021年5月21日 発表

「セブンカフェ 高級キリマンジャロブレンド」のアイスコーヒーが登場

 セブン-イレブン・ジャパンは、「セブンカフェ」をリニューアルし、5月25日から「セブンカフェ 高級キリマンジャロブレンド」のアイスコーヒーの提供を順次開始する。

 同商品は、高級豆として知られるキリマンジャロを51%以上ブレンドした豆を使用。コロンビア、グアテマラとのブレンドで、コクと香りが楽しめる。価格はレギュラー(R)サイズが110.16円、ラージ(L)サイズが195.48円(会計時に1円未満切り捨て)。

コロナ禍で求められる“ちょっとした贅沢”

セブンカフェ 高級キリマンジャロブレンド

 同社 執行役員 商品本部 FF・惣菜部長の羽石奈緒氏によれば、コロナ禍における外出自粛などの影響により、2020年度には客数が1割ほど減少する結果になった。スイーツやデリカッセン、酒類、冷凍食品など、好調だった商品もあったことから、売上は微減となったものの、セブンカフェの売上は客数の減少に引きずられる形で1割減。これまでは通勤・通学の途中や旅行中など、複数の店舗を利用する人が多かったが、コロナ禍では特定の1店舗だけを利用する人が増えているという。

 一方で、コーヒー自体の市場は伸び続けており、同社のコーヒー豆の販売実績では、キリマンジャロブレンドやモカブレンドといったプレミアムラインが好調で、“ちょっとした贅沢”に対するニーズが高まっている。一部店舗でのテスト販売で売上の上乗せ効果も確認できたことから、同商品を全国展開することにした。

 同社 商品本部 FF・惣菜部 FF・冷凍食品 チーフマーチャンダイザーの米田昭彦氏によると、不純物が少なく溶けにくく工夫されている氷自体は従来商品と同じだが、コーヒーマシンの設定をメニューごとに最適化し、今回の高級キリマンジャロブレンドでは、ゆっくり濃いめに出すことで、豆の風味を最大限引き出せるようにしているとのこと。

コーヒーマシンは青い帯が入ったカップを自動認識する

「セブンカフェ ホットコーヒー/アイスコーヒー」もリニューアル

 また、これにあわせて「セブンカフェ ホットコーヒー」「セブンカフェ アイスコーヒー」もリニューアルする。ブレンドの一部のブラジル豆について、収穫後に果肉が付いたまま乾燥させる精製方法を採用することで、芳ばしい香りとコクのある後味を実現したという。

 こちらの価格は、レギュラー(R)サイズがホット・アイスともに100.44円、ラージ(L)サイズのホットが150.12円、アイスが180.36円。

複数焙煎のブレンドで香りとコクを引き出している
左がセブンカフェで使われる氷。不純物が少ないため、一般的な冷凍庫で作った氷(右)と比べて透き通っている