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キリンビール、本格志向の果実チューハイ「本搾りプレミアム」など3種発売

「2024年RTD戦略・新商品発表会」より

2024年2月2日 発表

「キリン 本搾りプレミアム 4種のレモンと日向夏」(右)と「キリン 本搾りプレミアム 3種の柑橘とシークヮーサー」(左)

 キリンビールは、2024年のRTD戦略と新商品「キリン 本搾りプレミアム 4種のレモンと日向夏」「キリン 本搾りプレミアム 3種の柑橘とシークヮーサー」と「キリン 上々 焼酎ソーダ 梅」を発表した

 過去10年間で市場規模が約2倍にまで拡大しているRTD(Ready to Drink:栓を開けてそのまま飲めるアルコール飲料)市場だが、コロナ禍の影響から回復した2023年は2年ぶりにプラスとなっており、2026年10月の酒税改正まで現行の税率が維持されることを背景にさらなる市場の伸長が見込まれる予想だ。

 また、コロナ禍を経て健康や生活の質に対する意識が向上しており、製品の原材料や製法に対する消費者の「本格志向」が高まっているという。加えて食中酒に対するニーズの高まりからすっきりとして甘くないRTD飲料の需要も増加しているという。

2023年のRTD市場は2年ぶりにプラスに
消費者の素材や製法への関心が高まっている
食中酒として甘くないRTD飲料への需要が増加

 これらの市場からの要望に対してキリンが今回発売するのが「キリン本搾りプレミアム 4種のレモンと日向夏」「キリン本搾りプレミアム 3種の柑橘とシークヮーサー」、そして「キリン 上々 焼酎ソーダ 梅」の3製品となる。

「キリン 本搾りプレミアム 4種のレモンと日向夏」「キリン 本搾りプレミアム 3種の柑橘とシークヮーサー」は、これまでの果実と酒のブレンド技術を活かし、果汁の選定からお酒とのバランスまでこだわり抜いたというチューハイ。単に果実の割合を増やすのではなく、製品ごとに酒と果実のバランスを追求し、豊かな果実感とすっきりとした美味しさを実現したという。発売は2月27日を予定している。

「キリン 上々 焼酎ソーダ 梅」は、5種6機の蒸留釜を備えたメルシャン八代不知火蔵にて熊本県球磨川の伏流水を使い、蔵人が約80年の歴史で培ってきた技術から製造した本格麦焼酎原酒を一部使用。梅干しを丸ごと漬けた「梅干し浸漬酒」を使用することで、焼酎に梅干しを沈めた梅干しサワーのような酸味と塩味をアクセントにしたすっきり軽やかな味わいに仕上げたという。発売は3月19日を予定している。

「すっきり甘くない」「本質価値」を戦略の2本柱に

キリン 本搾りプレミアム 4種のレモンと日向夏

発売日: 2024年2月27日
容器: 350mL缶、500mL缶
アルコール分: 6%
純アルコール量: 16.8g(350mL)、24g(500mL)
果汁分: 11%

キリン 本搾りプレミアム 3種の柑橘とシークヮーサー

発売日: 2024年2月27日
容器: 350mL缶、500mL缶
アルコール分: 5%
純アルコール量: 14g(350mL)、20g(500mL)
果汁分: 22%

「キリン 本搾りプレミアム」の「4種のレモンと日向夏」(左)と「3種の柑橘とシークヮーサー」(右)

キリン 上々 焼酎ソーダ 梅

発売日: 2024年3月19日
容器: 350mL缶、500mL缶
アルコール分: 6%
純アルコール量: 16.8g(350mL)、24g(500mL)

キリン 上々 焼酎ソーダ 梅

 さらに、前年比135%と好調な売れ行きが続いている「氷結無糖」シリーズのラインアップを強化。新フレーバーの商品に加えて、5月から新しいコンセプトの「氷結」シリーズを発売する予定となっている。また、「本搾り」ブランドにも新商品が追加される。

5月には氷結に新シリーズが登場予定