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丸亀製麺、全店に麺職人配置。上戸彩さん「うどんって、こんなにおいしいんだ」
2024年3月21日 17:05
- 2024年3月21日 発表
丸亀製麺は全店に麺職人の配置が完了したことを発表した。あわせてブランドアンバサダーの上戸彩さんが出演するTVCM「うどんって、こんなにおいしいんだ」篇などの放映を順次開始する。
麺職人とは、丸亀製麺が自社で設定した試験を合格した人だけが名乗れる称号で、合格率は約3割。さらに半永久的な資格ではないため、合格後も技術や知識のアップデートが必須という。
丸亀製麺の制服は通常白色だが、麺職人試験に合格した麺職人は、襟元が紺色を制服を着用している。
麺職人を全店配置! 上戸彩さん出演のCM放映
3月21日、都内で開催された「麺職人を全国すべての店に配置完了」発表会に、上戸彩さんが登壇。麺職人クイズへ挑戦したり、麺職人が作ったできたてのうどんを試食した。
上戸彩さんが丸亀製麺のブランドアンバサダーに就任して2年が経ち、1か月に2回ほどCMに出演しているという。
麺職人が全店に配置されたことについて「とても楽しみとうれしさがある。今もただでさえこんなに美味しいのに、麺職人さんが全店舗にいらっしゃって、さらに美味しさが向上するのはやっぱりビッグニュースだなと思う」とコメント。
発表会には、麺職人の山木栄三さん、川原純恵さん、髙橋舞さん、鈴木三華子さん、前田理公さんの5名が登場し、上戸さんへ向けて麺職人クイズを行なった。
また、麺職人が作ったできたてのうどんを試食した上戸さんは、CMのように美味しそうに麺をすすった。麺を食べるシーンの撮影について、「何か美味しく見せようという意識はまったくなく、本当にあの美味しさに集中するというか、どう見られようとか、笑顔を作ろうとか、そういうことは考えずに、味わうことに集中して、毎回撮影に挑んでいる」とコメントした。
感動は手間暇の先にしか生まれない「もっと、ひとの手を信じようじゃないか」
丸亀製麺 代表取締役社長の山口寛氏は、「AI、ロボット、DXなどにより、あらゆるものが省人化されるなかで、外食も効率化の検討を避けては通れない」と語ったうえで、「丸亀製麺が目指すのは、外食産業ではなく、感動創造業。やっぱり感動は手間暇の先にしか生まれないと信じている。お客さまとの直接的な接点おいては、これからの時代に逆行し、人の手で感動を届けていこうと考えている」と述べた。
「外食産業において、本当に根底にあるべき価値というのは、やっぱり人の手のぬくもりなんじゃないかなと考えている」と山口氏。「もっと、ひとの手を信じようじゃないか」を宣言として掲げた。
「お客さまに手作りで、できたての美味しいうどんをもっと届けたい」と思いから、丸亀製麺全838店舗に麺職人を配置。麺職人の数は2024年2月で1632人おり、2021年から3年で約4倍に増えた。
これに伴ない、顧客体験価値ランキングや売り上げも好調で、「丸亀製麺の提供する体験価値がお客さまに伝わっていると考えている」と山口氏。また、麺職人の離職率は一般の従業員に比べて1/10で、麺職人たちの誇りが業務にも反映されていると述べた。
さらに人材戦略にも力を入れており、従業員数が2万4000人を超えたこと、今春に10%の賃上げを行ない、「感動を生み出すのは人なので、従業員の待遇環境へ投資し、丸亀製麺をもっと働きやすく、魅力ある職場に変えていきたい」と同氏は語った。
また、店舗設計も手作り、できたてを感じられるよう、約100店舗を改装予定。うどんの世界観や讃岐の風情を表現した。
全国各地から麺職人が集結する特別店舗「丸亀製麺所」
全店舗へ麺職人を配置したことを記念して、3月22日~31日に全国各地から、我こそはと名乗りを上げた麺職人が集結する特別店舗「丸亀製麺所」を東京・小川町(丸亀製麺神田小川町店)にオープンする。
限定メニューとして、「丸亀製麺所 三種の利きうどん」を500円で提供。茹で釜から直接盛り付けた「釜揚げうどん」、水で締めて温めた「かけうどん」、水で締めた冷たい「醤油うどん」を食べ比べできる。
丸亀製麺所
開催日時: 2024年3月22日~31日の各日11時~20時(ラストオーダー19時30分)
場所: 丸亀製麺 神田小川町店(東京都千代田区神田小川町3-3 HF 神田小川町ビルディング 1階)
提供商品: 「丸亀製麺所 三種の利きうどん」
金額: 500円(天ぷらも販売)