ニュース

海鮮三崎港が「回転寿司みさき」にリブランディング。「みさき本気のまぐろ祭」は超お値打ちです!

2021年11月19日 リブランディングオープン

「天然インドまぐろ 希少部位食べ比べ5貫盛」(1540円)

 スシローなどを展開するFOOD & LIFE COMPANIESのグループ会社である京樽は、11月19日より順次、グルメ回転寿司「海鮮三崎港」の店舗を「回転寿司みさき」にリブランディングすることを発表。11月18日に「回転寿司みさき 高円寺」で内覧会を実施した。

グループの食材の調達力と京樽の職人の技を掛け合わせた新ブランドが登場

 4月にグループに加わり、7月に京樽とスシローのWブランド店であるテイクアウト専門店「京樽・スシロー」をオープン。9月には「海鮮三崎港」のグランドメニューを一新するなど、さまざまな取り組みを行なってきた京樽。その一環として取り組んだのが、2022年に25周年を迎える「海鮮三崎港」のリブランディングだ。

 新ブランドの「回転寿司みさき」では、国内約600店を有するスシローを展開するグループとしての食材調達力を武器に、他店では味わえないようなネタをよりフレッシュな状態で提供。200人以上の寿司職人を抱える京樽の職人の技で調理することで、より付加価値の高い寿司を提供する。

内覧会が実施された「回転寿司みさき 高円寺」

 店内は和モダンのイメージ。内覧会に登壇した京樽の代表取締役社長の石井憲氏は、「決して敷居が高くなることはなく、カジュアルな一面を持ちながら、多くのお客さまにご来店いただける雰囲気作りをイメージしました」と、その内装のコンセプトについて語った。

京樽の代表取締役社長の石井憲氏

 このリブランディングを記念して、11月19日から「みさき本気のまぐろ祭」のフェアを実施。フェアでは天然インドまぐろ1本から約1.5%しかとれない「はがし大とろ」など、極旨まぐろの希少部位が登場。フェアの終了時期は決められておらず、それぞれ売り切れ次第、終了となる。また、このフェアの目玉として、11月19日~21日の3日間限定で、通常550円の「本まぐろ3貫」が374円で提供される。

「本まぐろ3貫」(374円・一部店舗では価格が異なる)。手前から赤身、中とろ、大とろ。脂のりの違いが写真からも分かる

 内覧会ではこの「本まぐろ3貫」を試食した。赤身、中とろ、大とろの3貫は、いずれも食べ応えのあるネタで、特に大とろは適度な脂ののりで、ほんのりとした甘みとコクを感じる大満足の品だった。正直、通常価格の550円でもお値打ちだと思うが、これが374円なら食べずにはいられないと感じた。

「みさき本気のまぐろ祭」の天然インドまぐろの希少部位を堪能

 内覧会では、極旨まぐろの希少部位も試食できた。一番、希少なネタの「はがし大とろ」は、何度も言うが、天然インドまぐろ1本から約1.5%しかとれない激レアアイテム。「回転寿司みさき」は「海鮮三崎港」のときから、寿司職人が手ずから握るスタイルで、内覧会では京樽の寿司職人200人以上の頂点に立つ、この道30年の北千住店店長・糸井秀夫氏のほか、高円寺店店長・大野昌之氏らが寿司を握って提供してくれた。

北千住店店長の糸井秀夫氏。「はがし大とろ」用の大とろを披露する

「はがし大とろ」は大とろ部分のすじをあえてはがし取ったもの。本来なら大きく切り身にするが、そのすじが取り除かれることで、大とろ本来の絶品の味わいが楽しめる。

ていねいに1つ1つすじから身をはがし取っていく
「はがし大とろ」。内覧会では特別に単品で提供。味わいたい場合は「天然インドまぐろ 希少部位食べ比べ5貫盛」で

 そして約3.5~4%の希少部位である「中とろ血合いぎし」は、血合いに一番近く、脂が最も細かい部位。血合い部分に旨味があり、上品な脂が口の中でほんのり溶けた。

「天然インドまぐろ 中とろ血合いぎし」(308円)

「すき身」は約2~2.5%の希少部位で、大とろと中とろの間の腹骨の周りの身をこそぎ取り、さらに包丁で叩いて提供する。職人技が光るネタだけに、提供できる店舗が限られることに納得だ。

腹骨の周り(スペアリブ)の身をこそぎ取る。目の前で寿司ネタが出来上がる様子にワクワクする
「天然インドまぐろ すき身」(308円)

 目の前で繰り広げられる職人技には圧巻のひと言。さりげなくシャリを的確に適量つかむ様子や、寿司を握る技など、目の前で繰り広げられるライブ感のある提供スタイルにワクワクした。

 これら「みさき本気のまぐろ祭」のフェアで展開されるネタで、ぜひ味わいたいのは「天然インドまぐろ 希少部位食べ比べ5貫盛」。なぜなら「はがし大とろ」はこの5貫盛でしか味わえないからだ。このほか「中とろ血合いぎし」「わかれ身醤油炙り」「ちから身」「腹とろ」が味わえるので、脂や旨味、口溶けなど、同じまぐろでもまったく異なる味わいを食べ比べることができる。

石井社長が手に持っているのが「天然インドまぐろ 希少部位食べ比べ5貫盛」(1540円)

 最後に定番の人気メニューである「天然インドまぐろとろたく手巻」味わったのだが、巻きの片側面を海苔でカバーしていることで、食べ進んでもご飯が下からこぼれ落ちるということはなかった。このひと手間がまさに職人技。

「天然インドまぐろとろたく手巻」(308円)
片面のシャリ部分を別の細身の海苔でカバーしている

 もちろん、「回転寿司みさき」のこだわりの1つである九州・有明産の海苔は、香り豊かで口溶けがよく、希少部位のまぐろとたくあんとの絶妙なコンビネーションで筆者を魅了してくれた。

豊洲直送の「旬ネタにっぽん」など、毎日、異なるネタが楽しめる

「海鮮三崎港」で人気の取り組みの豊洲直送「旬ネタにっぽん」は、「回転寿司みさき」でも引き継がれる。内覧会では本日のおすすめの「平目」と「赤貝」を味わった。その日採れた新鮮なネタだけに、平目は弾力のある身で甘みと旨味が口に広がり、赤貝は鼻を近づけると磯の香りがし、貝独特のコシのある歯応えが楽しめた。

「職人おすすめ」や「旬ネタにっぽん」など、本日おすすめのネタを壁に表示
本日の豊洲直送 旬ネタにっぽんの「活〆平目」(374円)
本日の豊洲直送 旬ネタにっぽんの「活赤貝」(451円)

「回転寿司みさき」が掲げるお客さまへの三つの約束は、こだわりのネタがあること、職人の技があること、楽しめるトキがあること。この3つの要素で、ほかの回転寿司店との差別化を図る。

 石井社長は「スシローのように自分の好きな寿司をタブレットでオーダーし、自分のペースで楽しみたいというニーズもあれば、回転寿司みさきのようにほかではなかなか味わえないネタや、職人技のライブ感を楽しみたい人もいます。差別化することで新たなお客さまを取り込むことができれば」と意気込む。

「回転寿司みさき」の新しいロゴ。「三」という文字は「海鮮三崎港」から引き継ぎ、上の黄色は稲穂、青は海、黒は海苔を意味する

回転寿司みさき 高円寺店

所在地: 東京都杉並区高円寺北2-4-5
営業時間: 11時~22時

回転寿司みさき 人形町店

所在地: 東京都中央区日本橋人形町2-2-4
営業時間: 11時~22時

※そのほかの「海鮮三崎港」店舗は順次リニューアルを実施。「みさき本気のまぐろ祭」は全店で開催

【お詫びと訂正】初出時、「天然インドまぐろとろたく手巻」の商品名に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。