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星野リゾートが寿司屋「鮨 大手門」オープン。宿泊客以外も利用可能

2025年10月22日 発表
星野リゾート 代表 星野佳路氏(左)と星のや東京 総支配人 池上真敬氏(右)

 星野リゾートは10月22日に開いたプレス発表会で、日本旅館「星のや東京」内にカウンター8席の「鮨 大手門」を開業したことを発表した。

 発表会では星野リゾート 代表の星野佳路(よしはる)氏と、星のや東京 総支配人の池上真敬氏が「鮨 大手門」誕生の背景から説明した。

 これまで星のや東京では、宿泊客から鮨屋を予約してほしいという要望が多かったものの、鮨の有名店の予約は困難であり、オーバーコンセントレーション的なことが起きていた。

 そこで、質の高い体験ができる鮨屋が館内にあればより満足してもらえるのでは、というところから「鮨 大手門」のプロジェクトが動き始めた。

「日本旅館の江戸前鮨」をコンセプトに、館内施設ならではの「裸足で楽しむ江戸前鮨」という価値を提供していく。ポイントは3つ。

1. 料理長の懐石の技術を活用した酒肴や全国の鮨文化を反映した握りの楽しさ
2. 料理長とスタッフの親しみのもてる接客
3. 湯上がり、裸足のまま滞在着で訪れることができるリラックスできる空間

 お酒をたくさん飲んでも部屋に戻ってすぐ眠ることができるのも旅館ならではであり、開業以来客の満足度はより高まり、スタッフの予約の負荷も減っているという。

 なお、星のや東京は原則として館内施設はすべて宿泊客のみを対象としているが、「鮨 大手門」は宿泊客以外の利用も可能となっている(要予約)。

星のや東京「鮨 大手門」

営業時間: 二部制[第一部]17時30分から、[第二部]20時から
定員: 各回8名まで(宿泊客・宿泊客以外どちらも事前予約が必要)
価格: おまかせのみ 1名3万6300円(税・サービス料込み、宿泊料別)
予約: 公式サイトで受付

 地下2階、地上17階の“塔の日本旅館”である星のや東京において、「鮨 大手門」は地下1階の静かな空間にある。樹齢二百年を超える青森ヒバの一枚板を使ったカウンターを挟み、長年日本料理で研鑽を積んだ料理長・西村将氏の提供する酒肴や握りを堪能することができる。

「漬け」や「酢締め」といった伝統的な江戸前鮨の技法を駆使し、魚の旨味を引き出す江戸前の粋を表現
和歌山の郷土料理「目張寿司」をアレンジ。刻んだ鮪トロ、らっきょう、いくらと酢飯を層状に重ねて高菜の葉で包んでいる
日本料理で研鑽を重ねた料理長が提供する酒肴は、懐石の流れを汲んだ先付けから始まる構成。秋の献立では、身が引き締まった戻り鰹を、かつらむきのように薄く剥いた大根の酢漬けと錦糸卵で巻いた「鰹の巻物」や、旬を迎える「伊勢海老と無花果の揚げ出し」などを提供する
おまかせのコースに合わせて、スタッフが厳選した個性豊かな日本生まれの酒とワインのペアリングを提案する。ペアリングの料金は季節により変動するが、1万1000円から(税・サービス料込み)となっている
星のや東京の地下1階にある「鮨 大手門」
「鮨 大手門」料理長の西村将氏

星のや東京

所在地: 東京都千代田区大手町1-9-1
アクセス: 東京駅丸の内北口出口から徒歩約10分、東京メトロ大手町駅 A1/C2c出口から徒歩約2分
客室数: 84室
チェックイン/チェックアウト: 15時/12時
料金: 1泊1室18万2000円から(税・サービス料込み、食事別)
Webサイト: 星のや東京