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星野リゾート トマム、待望の雲海テラスがオープン。“雲”をイメージした新作ケーキも食べてみた
「お花見団子アフタヌーンティー」も体験
2025年5月12日 11:14
- 2025年5月8日~10月14日 実施
北海道のほぼ中央に位置する「星野リゾート トマム」では、標高1088mからの眺望が自慢の「雲海テラス」が5月8日にオープンし、雲海テラス20周年記念のセレモニーが開かれた。ここでは、イベントの様子や展望台にある「雲Cafe」の新作ケーキ、cafe&bar「つきの」の「お花見団子アフタヌーンティー」といったグルメ情報をお届けする。
オープニングセレモニーでは待望の雲海が出現!
2005年に「山のテラス」、2006年に「雲海テラス」として開業した展望デッキには、これまで約170万人が訪れている。トマムでは当たり前のように見られる雲海が広がる景色も、見たことがない人にとっては非常に興味深い眺めであることから雲海テラスは設置された。今では多くの人が訪れる絶景スポットとして人気を集めており、9つの過ごし方を提案する「Cloud9計画」のもと、「Cloud Bar(クラウドバー)」や「Cloud Pool(クラウドプール)」といった新しいビュースポットの設置も進めている。総支配人の渡辺巌氏は、今年の夏には7つ目のスポットとして、一番高い場所から景色を楽しめる「Cloud Round(クラウドラウンド)」が登場することを伝えた。
オープン当初より雲海テラスに携わってきた“雲海仙人”こと鈴木和仁氏は、当初は砂利道にテーブルとイスを用意して試験的に始めたが、初年度で900人が訪れて好意的な感想を得られたことを紹介した。
そのほか20周年を記念して、20個の特典を用意した宿泊プラン「雲海20th Anniversaryプラン」の販売を開始し、オリジナルデザインの雲海ラッピングバスが敷地内を走り、SNSコンテスト「私と雲海テラスの思い出」を開催するなど、さまざまな企画を用意している。
毎年、雲海テラスの営業開始日にはオープニングセレモニーを開催しているのだが、2017年以降は雲海の発生に恵まれていなかった。実は前日予想も30%の確率だったが、この日は見事に“トマム型雲海”が目の前に広がり、参加者一同が嬉々として撮影に興じるなど幻想的な風景を楽しんでいた。
星野リゾート トマム「雲海テラス」
期間: 2025年5月8日~10月14日
時間: 5時~8時(上りゴンドラ最終乗車)、9時(下りゴンドラ最終乗車)
料金: 大人1900円、小学生1200円、愛犬500円(リゾナーレトマム、トマム ザ・タワー宿泊者は無料)
Webサイト: 雲海テラス
※天候や気象条件によりゴンドラが運休する場合あり
※5月31日まではゴンドラの最終乗車が、上りが7時、下りが8時で運行
雲Cafeの新商品として「雲ケーキ」が登場!
展望デッキの屋内にある「雲Cafe」では、飲み物やフードを提供している。新商品として登場したのは、トマム牛乳を使った「雲ケーキ」(1000円)で、北海道ならではの食材であるハスカップを使ったソースを中に入れてあるのが特徴だ。ふわふわのクリームとホワイトチョコでコーティングしたケーキの甘さ、ハスカップの酸味がバランスよく調和していて、甘いものが得意ではない筆者でもペロリと食べることができた。トマム牛乳とは、エリア内にある「ファーム星野」で飼育されている乳牛からとれた牛乳で、クラムチャウダーなどにも使われている。
フード/ドリンクメニュー:
・「雲ケーキ」(1000円)
・「雲ソフト」(700円)
・「雲マカロン」(800円・味はバニラとレモンの2種類)
・「クラムチャウダー」(800円)
・「愛犬用雲クッキー」(600円)
・「雲海ソーダ」(700円)
・「雲海オレ」(700円)
・「雲海コーヒー(ホット/アイス)」(600円)
・「雲海ココア(ホット)」(700円)
※コーヒー/ココアいずれも雲マシュマロ付き(マシュマロは単品で500円)
手作りチーズのライブスタジオを設置したレストラン
ファーム星野でとれた牛乳は、敷地内のさまざまな飲食店で使われている。昨年12月にリニューアルしたビュッフェスタイルのレストラン「ニニヌプリ」では、チーズ作りの実演を行なうライブスタジオを設置した。入口横にあるスタジオ内では、スタッフが手際よくモッツァレラチーズの仕上げを行ない、びろーんと伸ばしながら作る工程を間近で見学できる。
出来立てのモッツァレラチーズを味わうのにオススメなのが、専用窯で焼き上げるピッツァだ。アツアツでトロリとしたピッツァは、チーズの味をダイレクトに楽しめるマルゲリータと、山わさびを利かせた甘辛ジンギスカンの2種類を用意している。
ほか、トマム牛乳のソフトクリームを約15種類のトッピングで自分好みにカスタマイズできる「ソフトクリームステーション」も新しくできたコーナーなので、デザート時には足を運んでもらいたい。
特別感満載の「お花見団子アフタヌーンティー」
トマム ザ・タワーとリゾナーレトマムの間に位置するホタルストリートには、アフタヌーンティーを楽しめるcafe&bar「つきの」がある。今は春ということで、5月31日まで「お花見団子アフタヌーンティー」を提供しており、天気がよい日は、テラス席で優雅にアフタヌーンティーを楽しめる。本物の桜の木を使ったスタンドに、見た目も美しい11種類の菓子やセイボリーなどがキレイに並べられて提供されるのだが、登場した瞬間にテーブルが華やぐほど彩りが美しい。そして今年は、紅茶専門店の「ルピシア」と共同開発したフレーバードティー「OHANAMI」が楽しめるのもポイントだ。
OHANAMIは、アッサムCTCとハニーブッシュをベースに、白あられを入れて白樺に見立て、春の森をイメージしている。少し酸味を感じる味わいとラベンダーやクロモジの癒される香りが実にマッチしている。柔らかな日差しの中でくつろぎながら楽しんでいると、ついつい時間を忘れてしまいそうになる。OHANAMIはストレート以外にも、トマム牛乳を入れたミルクティーとしても楽しめるので、こちらもオススメだ。
星野リゾート トマム「お花見団子アフタヌーンティー」
提供期間: 2025年4月25日~5月31日
提供時間: 11時~15時
場所: ホタルストリート内 cafe&bar「つきの」
含まれるもの: :小菓子やセイボリー11種、フレーバードティー「OHANAMI」を含むドリンク5種、持ち帰り用フレーバードティー1種
対象: 宿泊客、日帰り客
定員: 1日6組(1組3名まで)
料金: 1人8000円
予約: 公式サイトにて3日前までに予約
※天候や仕入れ状況により、提供場所や料理内容の一部が変更になる場合あり
メニュー11品:
・「お花見団子」
・「お花見団子プリン」
・「桜の生大福」
・「桜マカロン」
・「桜モンブラン」
・「桜とフランボワーズのムース」
・「桜ヴェリーヌ」
・「プレーンスコーン」
・「桜とアールグレイのスコーン」
・「エッグタルトレット・フール」
・「スモークサーモンサンド」
星野リゾート トマム
所在地: 北海道勇払郡占冠村字中トマム
TEL: 0167-58-1111
チェックイン/チェックアウト: 15時/11時
客室数: 735室(トマム ザ・タワー535室、リゾナーレトマム200室)
アクセス: 新千歳空港からクルマで約100分、JRで約90分(乗換あり、トマム駅から無料送迎バスあり、予約不要)
料金: 1泊1名2万5400円から
Webサイト: 星野リゾート トマム